ハイシャインワックスのコツをまとめました
2021年05月11日
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
前回に続き、M.MOWBRAY ハイシャインワックスについてのお話です。
「色による違い」
「蓋を開けて空気に触れている時間の違い」
前回のブログを書いた時点では、このあたりの要素も革の表面をベタつかせず、失敗なく磨くためのポイントになりそうだと感じていました。
そこで、ワックスを乾燥させてみました。
ワックスは乾燥させてから使うこともある
「蓋を開けて、乾燥させてから使う」
油性のワックスは、空気に触れ、乾燥させると磨きやすくなることがあるのです。
(全てのワックスで有効なわけではありません)
ビンに入ったクリーム(乳化性)には、適さない方法なのでご注意ください。
乾燥方法は簡単。蓋を開けたまま、放置するだけです。
私は丸二日、乾燥させました。
このように容器の縁付近のワックスはひび割れていますが、気にしなくて大丈夫。
これは新品の状態より、ワックスが乾燥した証拠です。
ハイシャインワックスは少し乾かすと使いやすい
乾燥させたワックスを使ってみると、ベタつきが出にくくなり、スピーディに磨くことができました。
空気に触れているワックスの表面を取りながら磨いていくと、作業がよりスムーズでした。
(空気に触れていないワックスの中心部分は、乾燥前と比べて使用感がそこまで変わらない印象です)
ハイシャインワックスを使うときのコツ
4月26日の発売から2週間で、私が掴んだコツをまとめます。
・一回あたりに塗るワックスの量は少なめに。
・塗り重ねるタイミングに注意。(ある程度曇りを取ってから、次のワックスを重ねる)
・ワックスは乾燥させてから使う。
ハイシャインワックスで靴を磨く際には、この3つをお試しください。
これだけでも、失敗しにくい、確実な靴磨きにつながります。