ハイシャインワックス、着色力はどうだろう?
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
昨日から販売をスタートしたM.MOWBRAY ハイシャインワックス。
二子玉川工房にも商品が届いて「さあ、みなさんの手に…」と意気込んでいたのですが、残念ながら当店は当面の間休業です。
(M.MOWBRAYオンラインショップにて購入いただけます)
営業が再開するまでの間、使用感や使い方のコツを改めて突き詰めて、お伝えできることを増やしていきたいと思います。
ハイシャインワックスの着色力
こちらは靴本体と同じ濃さ(ライトタン)のハイシャインワックスを使って、つま先を磨いた状態です。
こちらは靴本体と比べて、濃い色(ダークタン)を使いました。
つま先が濃くなっていることが、おわかりいただけると思います。
これがハイシャインワックスの着色力です。
そこまで強い着色力ではありませんが、弊社のラインナップのなかでは色づきは強い方です。
ベタっと色が乗らないくらいの仕上がりに、着色力の良いバランスを感じました。
着色力が必要なとき
ツヤ出しに特化した油性のワックスは、弊社だけでもいくつかの種類があります。
磨き方、革のコンディションによって使い分けることもあります。
しかし、従来のラインナップでは困ってしまうことがありました。
それはワックスに「着色力」が必要なときです。
全体に比べて、つま先が濃い茶色の靴。
このような靴は、濃い茶色のワックスで色を乗せながらつま先を磨いていくと綺麗に仕上がります。
今までのラインナップが悪いわけではないのですが、このケースでは「もう少しワックスに着色力が欲しい」と思っていたのです。
リニューアルしたハイシャインワックスは、そんな私にピタッとはまるものでした。
ハイシャインワックスの色展開
ハイシャインワックスは全6色です。
左上はブラック。右上は無色・ニュートラルです。
下の4色、ブラウンのラインナップを見ていきます。
黄色が強い、ライトタン。
中間の濃さ、ミッドタン。少し赤みがあります。
濃い茶色、ダークタン。
かなり黒っぽく見えますが、実際に塗るとここまで濃く仕上がることはありません。
バーガンディ。紫と表現すると、色味が伝わりやすそうです。
磨きたい部分に近い色味をお選びください。これが基本です。
応用として、あえて色が濃いワックスを使う方法もあります。
ハイシャインワックスの着色力を生かせば、つま先に向かって色を濃く見せる仕上げもできます。
とはいえ、まだまだ私の検証は不十分。
様々なトーンの茶色の革靴を、ハイシャインワックスで磨いてみたいと思います。