靴が好きな場所
2021年03月09日
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
革靴には、好む居場所があります。
それは空気が良く動く場所です。
一日履いた後の革靴は、余計な水分を空気中に逃がさなければいけません。
(余計な水分が抜けきっていない革靴をそのまま履いてしまうと、内部を中心に傷みやすくなるからです)
また、多湿な日本では革靴へのカビ発生に年中気をつけなければいけません。
そのため、空気の流れが重要なのです。
私は色々と試して、ストーブやエアコンで空気が動きやすい場所にシューズラックを設置しました。
脱いだ革靴は、そのまま玄関に放置しません。
私の家の玄関は空気の流れが悪く、雨の後などにしばらく放置してしまうとカビが発生する可能性があるからです。
ブラシで汚れを落とした革靴は、そのままシューズラックに直行です。
「下駄箱はダメなの?」
もちろんダメなことはありません。
下駄箱に靴を置く際には、注意していただきたいポイントが4つあります。
・脱いだ靴はしばらく乾燥させてから、下駄箱に入れる。
・できるだけ扉を開けておく。
・たまに扇風機やサーキュレーターで風を送る。
・下駄箱内はマメに掃除して、綺麗な状態にしておく。
革靴が好む場所を知る、作ってあげる。
靴と良い付き合いをしていくために、大切にしてもらいたいことのお話でした。