「塗りすぎはダメだよ」と教えてくれる革靴用クリーナー
シューケアマイスター部二子玉川店の寺田です。
「こんなにクリームを塗りすぎていたのか…」
革靴を拭いた布に、べったりと付着した黒い靴クリーム。
今まで磨いていた靴に、私が初めて革靴用の液体クリーナーを使ったときの記憶です。
よかれと思ってたくさん塗っていた靴クリーム。
「これだけごっそり落ちるのは、さすがに革に良くなさそうだ」と、布についたクリームを見て反省しました。
塗りすぎた靴クリームの行き先
革靴にはたっぷりとクリームを塗るべき。
たくさん塗れば、それだけ革は潤い、見た目も綺麗になる。
そう思いながら、靴を磨き続けていました。
そんなある日、雑誌で「革靴に塗られた古い靴クリームは、液体のクリーナーで落とした方が良い」との情報を目にしました。
その雑誌に載っていたクリーナーがステインリムーバーでした。
22年前、私の地元新潟では手に入らず、父が東京に出張した際に買ってきてもらいました。
当時はM.MOWBRAYのブランドネームではなく、容器も違っていました。(中身は現在販売されているものと同じです)
現行品はこちらのM.MOWBRAY・ステインリムーバー 60ml ¥660(税込)
布にステインリムーバーを染み込ませ、革靴を拭いた結果は最初にお伝えした通りです。
革に良いと思って塗っていた大量の靴クリームは、十分に染み込むことなく、革の表面に残っていたのです。
過剰なクリームを落とすクリーナー
革靴には皮革用クリームを使う必要があります。
靴を長持ちさせるため、見た目を綺麗に整えるための必需品です。
ただし塗りすぎは禁物です。
過剰なクリームは、革の表面に残ります。
これはツヤの出にくさ、革の通気性を損なうといった悪影響を及ぼします。
片足あたりのクリームの適量は、米粒2、3粒ほど。
しかし、これを知っていても実際は塗りすぎてしまうことが多いものです。
靴磨きに慣れていないと、「革のために」とついクリームの量を増やしてしまいます。
そこでステインリムーバーが役に立ちます。
ステインリムーバーは革に残っている古いクリームを落とすことができます。
最初の画像のように多くのクリームが布に付着すれば、それは前回塗ったクリームが過剰であった証拠です。
次にお手入れするときは、使うクリームの量を抑えてみてください。
靴クリームとステインリムーバーはいつも一緒に
前回の靴磨きで塗ったクリームをステインリムーバーで拭き取ってから、新たにクリームを塗る。
この流れを繰り返していると、自然と適量のクリームを塗れるようになってきます。
もしクリームを塗りすぎてしまっていても、ステインリムーバーを毎回使っていれば、次の靴磨きのタイミングでリセットできるため安心です。
革靴の良いコンディションを維持するために。
ステインリムーバーは靴クリームと同じく、革靴にとって必要不可欠なアイテムなのです。
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シューケアマイスター靴磨き工房 二子玉川店
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