クラークス・クレープソールのメーカー公式修理が終了?〜前編〜
横浜店 2022年11月04日
こんにちは。横浜工房の眞山です。
ここ数年、入手困難なほど人気があるワラビー。
ワラビーはイギリスのカジュアルシューズブランド「Clarks(クラークス)」のブランドのアイコンとも呼ばれるシューズです。
クラークスの代表的なモデルはワラビーの他にも、デザートブーツやナタリーなどがあります。
その多くはクレープソール(生ゴムの靴底)です。
最近、クラークスのクレープソールのメーカー公式修理は行われていないと耳にしました。
そのためか、工房への修理依頼が増えています。
●クレープソールとは?
クレープソールとは、ゴムの木の樹液から作られた、天然ゴムを使用している靴底の事を指しています。
優れた柔軟性と、クッション性があり合成ゴムとは素材の固さや弾力が大きく違うのが魅力な素材です。
●クレープソールのメリット
〜クレープソールの4つのメリット〜
①柔らかい履き心地
天然ゴムならではの、反発力が足裏に伝わり、ふわっと軽い感覚で歩けます。
②グリップ力に優れている
乾いた地面の場合に限りますが、ゴムならではのグリップ力に優れているので、地面の感触をしっかり掴みます。
③修理がきく
例えばカカトの部分が減ってきても、クレープソールを継ぎ足すことによって、修理ができるようになっています。
④カジュアル感が増す
カジュアルな装いをしたいときには、クレープソールの靴を履くだけでずいぶんリラックスした雰囲気を演出できます。
●クレープソールのデメリット
〜クレープソールの4つのデメリット〜
①汚くなる
粘り気のあるソールなので、ゴミやホコリが付着しやすくなってしまいます。
②硬化する
使用していくと硬くなってきます。
③溶けてべたつく
夏場の直射日光によって、温度があがったアスファルトの上を歩くと、ソールが熱せられて溶けてベタベタとしてきます。
④雨の日は滑りやすい
雨の日はレザーソールと変わらないくらい滑ります。
前編ではクレープソールの素材について解説しました。
後編ではクレープソールの修理事例を紹介します。
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