木のぬくもりを感じる~木製手曲げ靴べら~
横浜店 2022年07月15日
こんにちは。横浜工房の中島です。
今回は「木製手曲げ靴べら」をご紹介します。
名前を聞いただけでは、どのような靴べらか分からないと思います。
まずは実物を見て頂きましょう。
ストラップは革ですが、それ以外はすべて木から作られている携帯用靴べらです。
全長は約11.5㎝。
3種類の木材から作られているので、まずは木材ごとにご紹介します。
花梨(カリン) ¥5,500(税込)
少しオレンジがかった色の木材です。
素材の特徴として、木肌の美しい表面を持ち、体積あたりの密度が非常に高いので硬くて丈夫です。
フローリングなどにも使用される木材です。
パープルハート ¥5,720(税込)
その名の通り、紫色の木材です。切断直後はもう少し薄い色をしているそうですが、乾燥させていくと色が濃くなり、この色が完成します。
乾燥後の強度や耐久性は高く、ビリヤードのキューに使われることがあるそうです。
黒檀(コクタン) ¥5,940(税込)
黒檀は成長が遅く、樹木自体が成長しても小さいため、希少な木材の部類に入ります。
木材としては非常に硬く、加工が難しいとされます。
日常目にするものとしてはピアノの黒鍵やチェスの駒などに使われています。木材の特徴から比較的小さな物に使用されることが多いそうです。
木材の種類をご紹介しましたが、この手曲げシリーズの木材はどれも木材本来の色を生かしているので、染めていません。
この「手曲げ靴べら」の特徴として、その名の通り切断や削りを行わずに靴べら特有のカーブを作り出しています。
木板を職人独自の技術で蒸気などを当てながら一つずつ曲げていきます。
そして木製の良い点は金属と違って冷たいこともなく、なんといっても軽い!
日常的に携帯するアイテムとしては軽い点は重要です。
木目や色も微妙に1本1本異なるので、自分の手に馴染む1本を探してみるのも楽しいですよ。
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