革靴のひび割れ・裂け問題どうする?
「生きた皮膚を持つロボット開発成功」
先日のニュースに気になる見出しがあり、思わずじっくり読んでしまいました。人の皮膚細胞を指型ロボットの周囲で培養・増殖させることに成功したという内容でした。培養皮膚は細胞が生きているため自ら傷を治す修復機能があり、今後の医療品開発や革製品の未来も大きく変化しそうなニュースです。
とはいえ、現状で革靴に自己修復機能はありません。長く履いていると起こりがちな革のひび割れ、裂け問題はどうしたらいいのでしょうか。
なぜ裂ける?
そもそも、革靴のひび割れや裂けはなぜおこるのか。
・クリームの塗りすぎによる硬化
・水分・油分が抜けて乾燥
・シワをそのまま放置、シワが深くなり劣化 など
さまざまな原因によりおこる現象なので、完全に防ぐのは難しいです。しかしなるべく裂けないように履きたいですね。今回はひび割れや裂けを防ぐためのポイントを3つご紹介します。
POINT①汚れ落とし
革靴のケアに必要な栄養を与える靴クリームですが、塗りすぎは禁物です。
古いクリームが硬化してひび割れに繋がります。
靴のケアで一番大事といっても過言ではない、汚れ落とし。ステインリムーバーを使い、汚れや古いクリームをしっかり除去してから、新たなクリームでケアすることが大事です。
POINT②保湿
長年ケアしていなかった靴や、雨に濡れたあと放置していた靴は、革の内部の水分や油分が抜けて乾燥していることが多いです。その状態のまま履くとひび割れのリスクがあるので、革の柔軟性を高めるクリームでケアしてから履きましょう。
保湿ケアに特化したデリケートクリームがおすすめです。
POINT③シューツリー
靴を履かない期間も、シューツリーを入れておきます。
履きシワをしっかり伸ばしておくと、シワが深く入った部分の負担が減り、型崩れ防止にもなります。
靴を磨く際もシューキーパーを入れた状態でおこなうと、シワ部分にもクリームが浸透しやすいです。それぞれの靴の木型にあうシューツリーを準備しておきたいですね。
長く履いている革靴におこりがちなひび割れや裂け問題は、日ごろのケア次第で先延ばしすることが可能です。近い未来、自己修復する革靴が開発されたら、この問題もなくなるかもしれません。
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