それって大丈夫? 靴をキレイにせずに履く。
日本橋店 2021年11月11日
こんにちは
日本橋工房 シンジョウです。
ここ数年、自分の靴をキレイにしないことが増えてきました。
「ほったらかし?」「靴磨きを提案している身としてどうなの?」「それって大丈夫?」
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、ご安心ください。メンテナンスは定期的におこなっております。
正確に言うと、ここでの『キレイ』=補色までしている・キズを隠している、ということです。
分かりづらく言っていますが、要は靴を長持ちさせる為に手入れはしていますが、キズや色褪せはアジとして楽しむことが増えました。という事です。
学生の頃は「ジーパン」に「オックスフォードシャツ」を着て足元はカジュアル寄りのドレスシューズを合わせることが多く、できるだけ綺麗な状態にしようと、磨く際は隅々まで綺麗に汚れを落として補色して艶を出してとフルメンテナンスをしておりました。
数年前から「グランジ」「ワーク」「ミリタリー」「アメカジ」といった武骨で男臭いジャンルに心惹かれるようになりました。
そうなるとおのずと足元にも変化が生まれ、スニーカーやブーツが主流になるわけです。
写真(スニーカーブーツ)
ブーツやスニーカーがメインになって最初の頃は補色してツヤを出してと今まで通りの手入れをしてきたのですが、すぐに違和感を感じました。
「あれ、足首から上と足元でバランス悪くね?」と。
さて
そんな事があり好みの変化に合わせてお手入れ方法にこだわろうと、靴によってお手入れ方法を変えることにしました。
今回は、靴に付いた傷や色褪せ、汚れをを楽しみつつ、靴を長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介します。
※この靴には「これ」といった紹介方法になりますが、あくまで私好みとなっております。
【ワークブーツ】
この靴はキズや色褪せをそのままにマットな質感で使いたいので、手入れにはビーズエイジングオイルを使用しています。
M.MOWBRAY PRESTIGIO ビーズエイジングオイル ¥1,650(税込)
ミツロウを主体としたオイルで、革に栄養と柔軟性を与えます。オイル系クリームの中では比較的ベタつきが少ないのが特徴です。ロウ分が多く多少の耐水性もあるのでハードな環境で履くワークブーツにオススメです。
画像左がアフター 画像右がビフォー
色褪せはそのままに、革には油分が加わりしっとりと仕上がっています。
他にも、M.MOWBRAY SADLLUP レザーオイルやM.MOWBRAY ミンクオイルなどもオススメです。
【スニーカー】
スニーカーは汚れがつかないように保護して、それでもついた汚れは味として楽しむ。
なので、基本的にはブラッシングで砂埃を落として防水スプレーのみで終わらせます。レザースニーカーの場合はデリケートクリームで水分補給もおこないます。
M.MOWBRAY プロテクターα ¥1,650(税込)
モゥブレィ製品の中で最も防水・防汚力が強い製品です。履く30分くらい前に吹きかけると効果を十分に発揮します。
M.MOWBRAY デリケートクリーム ¥1,100(税込)
モゥブレィロングセラー商品の1つ。水分がメインの保湿クリームで保湿効果に優れています。ラノリンという羊毛から取れるオイルを配合している為革に柔軟性を与えます。履き始めの靴を慣らす際にもオススメです。
ソールの汚れもいい味を出しています。
靴をピカピカにする以外にも靴を長持ちさせながら楽しむお手入れ方法は沢山ありますので、是非色々なお手入れ方法を試してみてください。
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三越日本橋本店 本館2F 紳士靴売場
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