革小物にはこれを使う! レザーコンシーラー
日本橋店 2021年11月13日
こんにちは。
日本橋工房 シンジョウです。
最近欲しかったフィルムカメラを手に入れました。
Kodakのシグネット35というカメラで、ミッキーマウスに似ていることから『ミッキー』の愛称で親しまれていたカメラのようです。
個人的には、ズゴックの口の部分(正確には口ではないのですが…)に似ているなと思っています。
※気になる方は、ガンダム ズゴックで検索してみてください。
モビルスーツのような武骨なデザインが非常に気に入っています。
年季の入ったカメラなので大切に手入れしながら使っていきたいと思います。
まだまだ不慣れなので当分先にはなりそうですが、使い慣れてきて写真のクオリティーが上がればブログやインスタの写真撮影に使っていきたいと思います。
さて
カメラに付属していた純正レザーケース。
色の剥げてしまったところが数カ所見受けられます。
このまま使うのも味が合っていいのですが、せっかくなので補色して使いたいと思います。
使うのはM.MOWBRAY レザーコンシーラーです。
「えっ。靴のクリームじゃダメなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。
靴以外の革製品の補色作業には、色付きの靴クリームを使うことができません。
正確には使っても良いのですがこすれた時に、別の物に色が移ってしまう危険性があるのでオススメすることができません。
そこで、活躍するのがレザーコンシーラーです。
皮革用のキズ補修・補色クリームで、革製品にしっかり定着して色移りの心配がありません。
全30色展開なので様々な色に対応可能。
混ぜて調色することも可能なので、商品に無いお色でも心配ありません。
【使用方法】
①下準備
コンシーラーの定着をよくするために、革表面の汚れや油分を除去します。
クリーナで優しく表面を拭きあげましょう。
②色合わせ
補色したいものと同じ色のコンシーラーを選ぶもしくは、複数の色を調色してピッタリの色を作成します。
色合わせの際は実際の物を店頭にお持ちいただければ、色合わせのサポートをさせて頂きます。
③コンシーラー塗布
色の剥げた部分にコンシーラーを塗布します。
ポイントは、薄く塗り広げて1度で隠れない場合は重ねる。
厚塗りしてしまうと塗った場所がダマになって綺麗に見えません。
綿棒・筆・ペネトレイト馬毛あたりを使うと薄く塗り広げやすくなります。
④ブラッシング
半乾きくらいの状態で柔らかいブラシを使い馴染ませます。
コンシーラーを塗ってそのまま乾燥させると少し塗ったあとが出てしまいます。
ブラッシングで周りの色と馴染ませましょう。
ブラシは硬すぎると塗ったコンシーラーが取れてしまうので、「馬毛」「馬タテガミ」「山羊毛」がおすすめです。
【完成】
剥げた部分が周りと馴染んで綺麗に仕上がりました。
これでカメラライフがエンジョイできそうです。
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