革のお財布を労わるDay
こんにちは。シューケアマイスター工房横浜店の中島です。
今日は日頃より密かに主を支えている「お財布」を労わってあげようかと思っています。
昨今お財布はコンパクト化が進んでいますね。
私も漏れずにコンパクト派です。もとより長財布を持った経験はないです。
財布らしい財布です。
タッチ決済やバーコード決済が増えた今では、あまりカバンから出すことも少なくなった気がします。
それでも揉まれて小傷はついていますね。
革小物などもメンテナンスを行う時に注意したいのは、
●適したクリームを使用する
この1点です。
よくあるトラブルの例を挙げます。
〇靴クリームを使用してのケアをしたらシミになってしまった。または洋服に色がついてしまった。
〇ミンクオイルを使用した。結果シミ、ベタつきがでてしまった。
多いのはこの2パターンです。
ひとつめの、靴クリームの使用例は必ずしもトラブルになるわけではありません。
靴も革ですので、革のバッグに使用しても素材自体が悪くはならない場合も多いです。
しかし、
靴クリームがシミを作ってしまった場合は、バッグなどの革自体が非常に柔らかく吸い込みが良いものだった場合が特に多いです。ラムやシープレザー、ヌメ革などですね。
あと1番のトラブルは色付きの靴クリームを使用して洋服やその他のものに色が移ってしまった、という例です。
適した補色クリームを使用しなければ必ず色がついてしまいますので、お気をつけくださいませ。
日々のメンテナンスで1番簡単かつ適切なのは「保湿」です。
乾燥から色落ち、キズの付きやすさに繋がるので潤いを与えてあげるメンテナンスがおススメです。
やわらかいポリッシングコットンにリッチデリケートクリームを少量取り、コットンの上で馴染ませてから塗布。
その後にやわらかいブラシでブラッシングをして完了です。
今回はSANOHATA BRUSHたてがみを使用しました。
簡単な作業なので、10分もあれば終わります。
年の瀬に向けて身近なものを労わってあげるのも良いですよ~
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