靴クリームで色が入りづらい場合の対処法!
横浜店 2021年08月14日
こんにちは。横浜工房のトリゴエです。
最近、休日に上野公園の噴水のほとりで、アコースティックギターを弾くことに熱中しております。
大体20時以降だと、気温も下がり過ごしやすいため、気持ちよくギターを弾くことができます。
マスクをしながらだと暑いですが、コロナの終息を願って、これからも弾き続けていこうと思います。
【色付きの靴クリームで磨く】
今回はこちらの、緑色の靴を磨いていきます。
こちらの靴は履き込んでいるものの、少しケアをサボってしまっていました。
そのため元々の緑色が抜けてしまい、特につま先部分が白っぽくなってしまっています。
革に色が入るよう、汚れ落としをしたあとに、緑色の靴クリームを使って磨いてみます。
【M.MOWBRAY シュークリームジャー】¥990(税込)
靴の色味に近い、シュークリームジャーのグリーンを使って磨きます。
クリームをペネトレイトブラシ(画像の小さいブラシ)にお米2,3粒程度取ります。
その後、小さな円を描くようにして、全体に塗り広げていきます。
クリームを塗り広げたら、豚毛のブラシを使ってしっかり、ブラシの先がしなる程度の力を入れて磨きます。
こちらが磨き終わった写真です。(左足)
汚れ落としをして、スッピンにした最初の靴の写真より、ツヤが出て、全体的にしっとりと仕上がりました。
しかしながら、色付きのクリームを使って磨いても、所々色が抜けてしまっている部分があります。
写真だと少しわかりづらいですが、つま先のメダリオン(つま先にある穴)周辺や、かかと下部が特に白っぽく、その他にも全体的に色が入っていない部分があります。
【レザーコンシーラーで補色する】
どうしても、色付きのクリームで磨いても、補色ができる限界があります。
こんなときは、こちらを使ってカバーすることをおすすめいたします。
M.MOWBRAY レザーコンシーラー ¥1,210(税込)
こちらのレザーコンシーラーは、革(スムースレザー)や合成皮革の靴、かばん、財布、ベルト等にお使いいただけます。
色あせ、キズなどにレザーコンシーラーで着色することで、目立たなくすることができます。
ペネトレイトブラシに米粒2,3粒程度レザーコンシーラーを取り、全体にムラなく塗り広げていきます。
その後、すぐに磨いていきます。
※全体が色抜けしているため、レザーコンシーラーを靴クリームと同様に全体的に塗り広げ、ムラが出ないよう、塗ってからすぐにブラッシングをしました。
※色移りの可能性がありますので、レザーコンシーラーを塗った後は、6時間以上乾燥させ、ブラッシングとから拭きで仕上げてください。
乾燥させてから、靴クリームを使って磨いた写真こちらです。
【右足(画像向かって左)】がレザーコンシーラーを使ったあと、靴クリームを使って仕上げた靴です。
【左足(画像向かって右)】の、色付きのクリームだけ使って仕上げた写真と比べると、色が入り、濃くなっていることがわかります。
部分的に見るとさらに分かりやすくなります。
左が靴クリームだけ、右がレザーコンシーラーを使ってから靴クリームで仕上げたものです。
かかと下部も、レザーコンシーラーを使用した方(画像右側)がしっかり緑色が入っています。
全体的に色が入り、ツヤもしっかり出たことがわかります。
色付きの靴クリームを使っても、色乗りが悪い場合には、ぜひこちらのレザーコンシーラーをお試しください。
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