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新品の靴にお手入れは必要?

こんにちは。大阪工房のさおおです。

6月に入り、早くも梅雨入りしました。

あまり過ごしやすいとは言えない季節で、苦手という方も多いかもしれません。

そんな少し憂鬱な季節ですが、一方大阪工房では気分が明るくなるようなご依頼が増える時期でもあります。

それは「結婚式で使用する靴のお手入れ相談」です。

 

6月=ジューンブライド

あまりにも相談が多いので結婚式は何月が多いのか、少し調べてみました。

すると、穏やかな気候ということもあり10月や11月が多いそうです。

そして、「ジューンブライド」という言葉があるように、6月もまた根強い人気があるとのこと。

所説あるようですが、昔ヨーロッパでは3月~5月は農繁期であったため結婚式が禁止されており、結果結婚が解禁される6月に集中し、「ジューンブライド」と言われるようになったそうです。

そのため、工房でも結婚式用の靴の相談の方が増えています。

その中でも多いものが、「新品靴のプレメンテナンス」のご相談です。

 

新しい靴のプレメンテナンスとは?

靴でいうプレメンテナンスとは、履きおろし前の靴のお手入れのことです。

新品の靴にお手入れは必要なのか。

疑問に思われる方も多いかと思います。

結論からいくと、行うことが望ましいです。

購入したばかりの靴は、もちろんきれいな状態です。

ですが、革靴は完成してから店頭に並ぶまで、例外はありますが特に大きなお手入れが行われることはありません。

そのため見た目がきれいな状態でも、乾燥やそれに伴うツヤの軽減が起きている可能性があります。

また乾燥していることにより、大きく深い傷が入りやすい状態です。

それを抑えて革を健康な状態に戻し、より良い状態で使用し始めることがプレメンテナンスを行う目的です。

 

プレメンテナンスの効果

では、プレメンテナンスを行うとどれだけ変化があるのでしょうか。

実際お手入れをしてみたいと思います。

 

こちらは新品の靴ですが、もちろん汚れなどはなくきれいな状態です。

状態の比較をしやすくするため、片足のみ作業します。

 

まずは汚れ落とし。

新品靴ですが、ホコリなどの汚れの除去は必須です。

 

次にデリケートクリームを塗布します。

上記のように、新しい靴でも乾燥していることが多いため、デリケートクリームで潤いを与えます。

 

続いて靴クリームを塗布し、豚毛ブラシを使い馴染ませていきます。

最後に乾拭きを行い、表面を整えます。

 

向かって右側がお手入れを行ったものです。

ツヤ感の違いがハッキリしています。

よりきれいな印象になりました。

 

新しい靴も、せっかくなら長くきれいに履けるに越したことはありません。

特に結婚式のようなハレの舞台はコンディションの良い靴で迎えたいものです。

大阪工房ではプレメンテナンスも承りますので、お気軽にご相談ください。

 

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シューケアマイスター靴磨き工房 大阪店

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