ブラシを育てる魅力
シューケアマイスター部大阪店のしおりです。
革靴を磨き続けたきた人は、口をそろえてこう言います。
「ブラシは育つものです」
このフレーズ、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
馬毛や豚毛など、天然素材を使用したブラシの毛先には目に見えない小さな枝(キューティクル)があり、使い込むことでクリームの成分を毛が蓄積していきます。
そしてクリームが毛先に浸透してくると、ブラッシングした際の光沢がどんどん出やすくなるのです。
これを「ブラシは育つ」と表現しているわけです。
これが育ったブラシの実力です
こちらの靴、曇りや小傷が目立ちます。
クリームを塗布すれば確実に綺麗になります。しかし、今回はあえて豚毛ブラシでブラッシングのみ行います。
成長したブラシの実力をご覧ください。
何事もなかったかのように綺麗になりました。
月に一回ほどのペースで靴を磨いてさえいれば、ブラッシングのみでも綺麗な状態をキープすることは可能です。
小傷や擦れが気になったらその都度靴クリームを塗る。
育ったブラシが一本あれば、そんな手間は不要になります。
オススメしたい一生モノのブラシ
ブラシを育てるには、耐久性が何より重要です。
せっかく使いやすくなってきたとしても「毛がひしゃげてしまう」「抜け毛がひどい」そのようなブラシでは役割を果たせなくなります。
そこでオススメしたいブラシがあります。
SANOHATAブラシ 豚毛 ¥4,950(税込) 馬毛 ¥5,280(税込)
私たちシューケアマイスターが日々愛用するブラシです。
年間数千足のシューケアに耐え、使用期間が5年を経過するものも大阪店にはあります。
それでも、ひしゃげず、抜け毛がひどくなることもなく使い続けています。耐久性は折り紙付きです。
また、このブラシの魅力は他にもあります。
持ち手は動かしやすいよう曲線を描く一方、毛先はブラッシングしやすいよう直線状に揃えてあります。
しかも、単なる直線ではなく、革に一番接する中央部分のみ1~2㎜ほど長めにカット。使用感と機能性を追求した形状です。
「ブラシを育てる魅力」を最大限に体感できるSANOHATAブラシ。
多くの方に、ぜひ一度使っていただきたいです。