革靴のあの痛みから解放される!? 自宅でできるシューストレッチ
こんにちは。大阪工房のしおりです。
革靴とスニーカーの最大の違いってなんだろう?
そう考えたとき、私が真っ先に思い浮かべた違いは履き心地でした。
その履き心地の違いについて、今でも鮮明に残る記憶があります。
それは10年ほど前、私が初めて革靴に足を入れたときのことです。それまで履いてきたスニーカーに比べて、足を包む感覚がなんて硬いのだろうと衝撃を受けました。
革靴は最初は硬いもので、履きながら少しずつ馴染ませていくものだと知ったのも、そのときでした。
ただし馴染んでくるからといって、足の痛みを我慢して履き続けることは良くありません。
丸一日5回ほど履いても、足があたる部分の革が硬く、馴染む様子がなければ、ストレッチャーという専用器具を使って革を伸ばす方法が有効です。
自宅でできるシューストレッチ
足の親指や小指の付け根部分が当たって痛い場合は、専用器具を使って革を伸ばし、靴の幅を広げる方法があります。
こちらは弊社で取り扱っている、革靴を調整するための専用器具M.MOWBRAY パーフェクトストレッチャー(税込¥6,600)です。
パーフェクトストレッチャーを革靴に入れて先端部分を広げれば、靴の内側から力が加わり、幅(足の親指や小指の付け根部分にかけて)を伸ばすことができます。
足が当たってしまう部分に上手くゆとりが生まれれば、靴の履き心地は良くなります。
2ステップでセット完了
パーフェクトストレッチャーは、靴に正しくセットさえできれば、あとは置いておくだけで効果が出ます。
靴には以下の手順でセットしていきます。
ステップ1
ストレッチャーを靴の中に入れて、シルバーのダイヤルを左方向に回します。
これで、ストレッチャーのカカト部分(下の画像、向かって左の木材部分)が、靴のカカトの位置に向かって動きます。
ストレッチャーと靴のカカト部分がピタッと合わさったら、ステップ1は完了です。
ステップ2
ストレッチャーの持ち手、黒いハンドル部分をゆっくりと右に回転させます。
靴の内部でストレッチャーの先端部分が広がり、靴の幅(足の親指や小指の付け根部分にかけて)が少しずつ広がってきます。
ハンドルを回す際、軽い力加減から、やや力が必要になる変化が起きればそこでストップしてください。
伸ばし過ぎると、靴が大きくなり過ぎてしまうことがあります。
また無理に回し過ぎると、靴が破損する恐れがありますので、ご注意ください。
以上の2ステップでセットは完了です。
この状態で、丸1日~3日置いておきます。
靴の内側から力が加わった状態が続くことで、靴の幅が広がります。
フィッテイングしてみて、物足りない様子であれば、ステップ2に戻り一度目よりもハンドルを少し強く回して再度セットしてください。
ピンポイントで革を伸ばしたいときには
靴のある部分をピンポイントで強く伸ばしたいときには、ストレッチャーに付属している拡張チップを使います。
このように、チップをストレッチャーの穴部分にはめてから、ステップ1を行います。
チップをはめた部分は、靴にピンポイントで力をかけることができるため、靴の一部分を強く伸ばしたい場合に有効です。
より効果的に革を伸ばすには
M.MOWBRAYパーフェクトストレッチャーを使う際には、革に柔軟性を与えるアイテムを併用することで作業効率がアップします。
R&Dで取り扱っているM.MOWBRAY レザーストレッチミスト (税込¥1,320)は、革を柔らかくすることできる、革靴を馴染ませるための専用アイテムです。
ストレッチミストを使ってから、パーフェクトストレッチャーを靴にセットすれば、効率的にストレッチ効果を得ることができます。
靴全体ではなく、特に革を伸ばしたい部分にストレッチミストを噴射してください。
これで、ストレッチミストを使った部分の革が伸びやすくなります。
部分的に足が当たって痛いからと、下駄箱に眠っている靴はありませんか?
そんな靴には、ぜひM.MOWBRAYパーフェクトストレッチャーをご活用ください。
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シューケアマイスター靴磨き工房 大阪店
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