これもダイナイト?革靴のカスタム修理
こんにちは。大阪工房のしおりです。
ある⽇、ふと仕事⽤の⾰靴を新調したいと思い、WEB サイトで物⾊していました。
ですがなかなか、これといった靴は見つかりません。
細かな部分が気に入らない仕様であったり。
また良さそうのものでも予算と見合わないなど。
靴選びは難航しました。
そこで思いついたのが、「⼿持ちの靴のカスタム」です。
カスタム修理とは、靴底を元のものから別のものに変更し、履き⼼地や⾒た⽬の印象を変えるもの。
どんな底材を選ぼうかと考えると、ワクワクしてきました。
5年ほど前にヴィンテージショップで購入した靴です。
存在感のあるシルエットをとても気に入って、よく履いていました。
ソールやカカトがすり減り、「そろそろ修理かな?」というタイミングで長らくしまいこんでいました。
この靴をカスタムのベースにします。
修理屋さんに相談
当店の修理担当RESH(リッシュ)さんに相談します。
今よりさらに足元に迫力を出したく、厚みのあるソールを希望しました。
修理担当スタッフからの回答は、「ダイナイト ロジャーはどう?」
「厚みがあるソールなのにダイナイト?」
革靴好きの方は、こんな疑問を持たれたかもしれません。
ダイナイトといえば、このタイプのソールが有名です。
厚みを抑えたソールのため、横から見た印象がすっきりとしていて、ドレスシューズにも相性が良いラバーソールです。
イギリスのクロケット&ジョーンズ、インドネシアのジャランスリウァヤ、日本のリーガルなど。
世界各国の靴メーカーで採用されています。
このソールは、正式にはダイナイト スタッデッドソールと言います。
「ダイナイト」とは、イギリスのハルロボ・ラバー社が製造するゴム製ソールのコレクション名。
そのため「ダイナイト」には、このスタッデッド以外にもいくつかのバリエーションがあるのです。
ダイナイト ロジャーヒール(向かって左)
ダイナイト ロジャーハーフソール(向かって右)
修理スタッフがお勧めしてくれたのは、「ダイナイト」でもこちらのタイプでした。
元は登山靴用のパーツです。
「インパクトがあって良さそう!」
希望していた厚みをクリアしたうえ、珍しいもの好きの私に刺さる部材でした。
今回は、元々の革のソールを生かして、前半分とヒールをこのダイナイト ロジャーに交換することに決めました。
カスタム完了
先日ついにカスタム修理が完了し、戻ってきました。
ソールに厚みが増し、ボリュームが出ました。
登山靴用ということもあり、とても迫力のある見た目になりました。
思っていた通り、足元にインパクトを出すことができそうで大満足です。
カスタム修理を検討されている方の参考になればと思います。
納期2週間~ 価格¥9,570~(税込)
※靴の仕様により同じようにできないことがあります。
まずはご相談ください。
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