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あえてぼやけた仕上がりに

こんにちは、日本橋工房の鈴木です。

今年は3年ぶりの開催となる、靴磨き選手権大会2023があります。

靴磨き職人がしのぎを削る熱き戦いが、パワーアップして舞い戻ってきました。

 

輝きが目を惹く鏡面磨きですが、顔が映るまで仕上げるだけが全てではありません。

あえて光を弱くして仕上げることもあります。

今回は、ぼやけて見える控えめな鏡面の仕上げ方をご紹介いたします。

 

使うアイテム

M.MOWBRAY ROYALE グラサージュワックス ブラック

ポリッシングコットンミニ

 

鏡面磨きを綺麗に仕上げるにはベース作りが重要です。

ワックスを指にとって革の毛穴を埋めてベースをつくり、布に切り替えて整えるのが一般的なやり方。

ぼやけた鏡面はこのベース作りを崩します。

 

実践

水1,2滴を布につけ、ワックスを取ります。

 

布の表面にワックスが付いている状態でつま先にのせていきます。

 

少しづつワックスを減らしていき、鏡面を整えていくのがポイントです。

この作業ひたすらを繰り返して、お好みの仕上げで止めてください。

 

今回はこれぐらいのぼやけ方で仕上げました。

覗き込むとうっすらと顔の輪郭が見えるくらいです。

 

顔がはっきりと映る鏡面も素敵ですが、控えめでぼやけた鏡面も靴の良さを引き立ててくれます。

みなさまもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

 

上手く仕上がらないときには、ぜひご相談ください。

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三越日本橋本店 本館2F 紳士靴売場

メンズシューズケア&リペアカウンター

工房直通:03-6225-2078

 

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