「保湿」と「油分補給」の使い分け~油分補給のクリーム~
日本橋店 2021年10月02日
こんにちは。
日本橋工房の岡嶋です。
先日のブログでは、靴磨きがスキンケアに例えられることを紹介しました。
「保湿」と「油分補給」の使い分けについてお話をさせていただき、
気になる方はぜひ見てみてください。
【スキンケアを参考にした、「保湿」と「油分補給」の使い分け】
少しだけおさらいしてから本題に入りたいと思います。
スキンケアにおける保湿は、
肌に水分を補い潤いを与え、肌を柔らかく整えることです。
そこで活躍するのが化粧水。
対して、油分補給は、
化粧水で与えた水分が蒸発しないように蓋をする効果があります。
活躍するのは乳液やクリーム。
使う順番は、化粧水で「保湿」をした後に乳液やクリームで「油分補給」です。
ブログの最後では、
靴磨きにおいてスキンケアの「保湿」の役割を果たすクリームとして
「デリケートクリーム」をご紹介致しました。
今回はその続きです。
靴磨きにおいて「油分補給」が得意なクリームとは。
これからご紹介するクリームは、それぞれの特徴があります。
その中で共通している部分が、「水、油、蝋」の主成分。
そして、保湿が得意なデリケートクリームに比べ、「油、蝋」の構成率の高さです。
油分補給をするクリームにも水分が含まれていることで、クリームの浸透性が高くなります。
これにより、革に本来含まれている油分を素早く、栄養として入れ込んでいきます。
この「水、油、蝋」の構成率を変えたり、
様々ある油や蝋の種類の配合でクリームの使用感や仕上がりが変わってきます。
では、ここからは「油分補給」ができるクリームのいくつかをご紹介。
M.MOWBRAY シュークリームジャー 税込990円
ブランドを代表する定番クリーム。
『シュークリームジャーの特徴』
・欧州の伝統的レシピを引き継いで作られた本格派靴クリーム
・染料ベースで革の風合いを活かした補色力
・柔らかいテクスチャーは浸透性に優れ、伸びが良く塗り広げやすい
・主張しすぎない自然な光沢感を演出
なによりすごいのは、定番色から色鮮やかな色合いまである
全60色のカラー展開。
クリアで発色の良い、品のある色は
特殊な色でも靴の色に合わせた色が見つけやすいです。
続いて、登場するのはこちら。
ENGLISH GUILD(イングリッシュギルド) ビーズリッチクリーム 税込2,200円
仕上がりの美しさが人気な逸品。
『ビーズリッチクリームの特徴』
・油分、蝋分(蜜蝋配合)豊富な英国製の靴クリーム
・全7色
・着色力が強い
・靴全体の光沢感をグッと引き上げる、強い艶感
特に人気なのはブラック、
黒々しく仕上がる着色力と光沢感はこのクリームならではの仕上がりです。
最後はこちら。
FAMACO1931 サブライムレザークリーム 税込2,750円
発売から比較的に間もないながらも、人気を博すクリーム。
『サブライムレザークリームの特徴』
・フランス「FAMACO社」のハイエンドライン
・全10色
・栄養豊富かつ、抗酸化作用を持つアルガンオイル配合で、紫外線などによる劣化を軽減
・ビーズワックスやカルナバワックスなど天然成分を豊富に使用
・落ち着きながらも気品溢れる、艶感を演出
艶だけを求めるのには、少し疲れた…
成分にこだわり、靴、革が持つ質感を引き立たせる靴磨きをしたい方におすすめです。
クリームを3種類も紹介したので、なかなかのボリュームになってしまいました。
今日ご紹介したクリームは単体でも充分力を発揮してくれるのですが、
テーマでもある「保湿」と「油分補給」の使い分けをしながら使用することにより
それぞれが持つ力をより発揮してくれます。
使う順番は、
デリケートクリームで「保湿」した後に、クリームで「油分補給」です。
ぜひ、お試しください。
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