スキンケアを参考にした、「保湿」と「油分補給」の使い分け
日本橋店 2021年09月23日
こんにちは。
日本橋工房の岡嶋です。
皆さまは靴磨きが「スキンケアに似ている」「スキンケアに例えると~」
といったフレーズを聞いたことはございますか?
私は今の会社に入り、先輩から靴磨きについて教えてもらう中でその言葉を聞きました。
スキンケアのスの字も知らなかった私ですが、
スッと頭の中に入ってきて非常に分かりやすかったのを覚えています。
ちなみに今はスキンケアも以前に比べてやるようになり、少し詳しくなった気がします。
話を戻して、今では私も靴磨きをスキンケアに例えたりするのですが
その中で特にスキンケアを参考にしているのは
「保湿」と「油分補給」です。
この区別を言葉としてしっかりと使い分けるようにしています。
それはなぜなのか。
靴磨きのクリームは様々種類があるのに対して、すべて「栄養補給できるクリーム」とまとめるのはナンセンス、
分かりづらいのではないかと思ったからです。
たしかにほとんどのクリームは「栄養補給」ができます。
栄養補給のためにこだわった成分を使ったり、
水分や油分、ロウ分などの構成率を変えたりしていますからね。
では、スキンケアを参考に「保湿」と「油分補給」のクリームに区別するとは、どう使い分けているのか。
まず、スキンケアにおける保湿を簡単に言うと、
肌に水分を補い潤いを与え、肌を柔らかく整える。
そこで活躍するのは化粧水。
対して、油分補給を簡潔に言うと
肌が元から持っているうるおい成分の1つで、大切な「油分」を補う。
そして化粧水で与えた水分が蒸発しないように蓋をする。
活躍するのは乳液やクリーム。
順番は、化粧水で「保湿」をした後に乳液やクリームで「油分補給」です。
あれ…?
靴磨きに使うクリームでもまさにそれぞれの言葉にマッチする特性を持ったものありますよね?
そうなんです、
水分量が多く、革のしなやかさを保つ特徴を持つクリームと言えばデリケートクリームです。
油分を補い、蓋をする効果もあるクリームは、
皆さまが日ごろから使うことも多い黒だったり茶色だったりと色ごとに沢山種類あるクリームです。
それには、デリケートクリームよりも油分の構成率が高く、ロウ分も入っています。
この使い分けをすることで、
そのクリームが持つ特徴を最大限に活かせるのではないかと考えています。
ということで、今回は最後に化粧水のように
「保湿」が得意なクリームの代表であるこのクリームの特徴をご紹介。
M.MOWBRAY デリケートクリーム
M.MOWBRAY デリケートクリーム Mサイズ
M.MOWBRAY ポンプ式デリケートクリーム
私が入社したころは、レギュラーサイズと業務用で販売していたLサイズのみだったのですが
今ではMサイズやポンプ式、詰め替え用まで増えました。
モゥブレィを代表するクリームですね。
デリケートクリームの特徴&使用感
・水分率の高いトロっとしたテクスチャーで伸びが良い
・優れた保湿力で革に柔軟性を持たせる
・ベタつきを抑えた、さらっとした仕上がり
・靴のみならず、カバンや革小物にも使える高い汎用性
水分豊富なデリケートクリームで保湿→油分&蝋分豊富なクリームで油分補給しながら、水分が抜けないように蓋をする
スキンケアの際にも話していた通り、
おすすめの使い方は特徴を活かした使い分けです。
ぜひ、お試しください。
次回は「油分補給」が得意なクリームを数種類ご紹介したいと思います。
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