革靴の形を守るために
こんにちは、京都工房の西澤です。
4月まで、あと一週間。
入社式、入学式用に新たな革靴を購入した方も多いのではないでしょうか。
革靴に合わせたシューケア商品(靴磨きの道具)を揃える際、靴クリームやブラシが真っ先に思い浮かぶと思います。
しかし、一番最初に購入していただきたい道具が一つあります。
それはシュートリー(シューキーパー)です。
サルトレカミエSR300EX 税込¥10,450(向かって一番左)
サルトレカミエSR400EX 税込¥10,450(左から二番目)
サルトレカミエSR200EX 税込¥9,900(右から二番目)
サルトレカミエSR100EX 税込¥9,900(一番右)
シュートリーができること
シュートリーは大きく分けて以下の効果があります。
・履きジワを伸ばすことで革のヒビ割れを防ぐ。
・履き込むことで広がる履き口(足を入れる部分の口周り)の形状を整える。
・汗などによる中の湿気を吸収し、快適な状態を保つ。
シュートリー1つでこれだけの良いことがあります。
ただシュートリーといっても、その形状は様々です。
その靴に合わないシュートリーを選んで入れてしまうと、靴の形を整えるはずが、崩してしまうことになります。
また合っていないシュートリーでは、
「履きジワを伸ばす」や「履き口の形状を整える」の効果を十分に得ることができません。
合うシュートリーの選び方
シュートリーを選ぶ際はまず以下の2点を押さえます。
・履きジワが伸びているか
・履き口が本来の形より広がっていないか
履きジワ部分を指で押してみて、ピンと張っている状態が理想です。
履き口は、広がりすぎていないかチェックします。
左右どちらも問題無いように見えます。
しかし、履き口部分を比較すると違いがあります。
左が履き口を広げず綺麗に収まっているのに対し、右は広がりすぎています。
履き口が広がってしまうと、カカト周りの足のホールド感が甘くなることがあります。
これはシュートリーのカカトの作りが大きいとき、起こってしまう現象です。
細かなポイントではありますが、しっかりチェックしていただきたいところです。
シュートリーは合っていてこそ
シュートリーは、革靴を大切に長く履いていくための大切な道具です。
ただし、靴との相性が悪いものを入れてしまうと、せっかくの靴の形状やフィッティングが
損なわれる可能性があります。
京都伊勢丹では様々なシュートリーを常時10種類以上取扱っております。
もしご自身で選ぶのが不安であったり、ネットで購入するのが怖いと感じたときは、
ぜひご来店いただければと思います。
お気軽にご相談くださいませ。
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