スエード用汚れ落としの意外な使い方
京都店 2021年03月10日
こんにちは、京都工房の西澤です。
今回はラバーソールの汚れ落としについてのお話です。
ラバーソールの靴を履いていると気になってくるのは、側面の汚れ。
白や黄色など明るい色のラバーの場合、いつの間に付いた汚れが気になりやすいです。
今回はレッドウィングなどのワークブーツに多く用いられる、ボブソールの汚れを落としていきます。
スエード用の汚れ落としが向いている?
今回使用するのは
M.MOWBRAY スエード&ヌバックイレイサー(税込¥880)
スエードヌバックイレイサーは、本来は起毛皮革用の汚れ落としです。
しかし、私たちはラバーソールの汚れ落としに使うことがあります。
スエード&ヌバックイレイサーは微粒子ゴムを固めて作られています。
細かな微粒子ゴムが汚れを吸着しながら表面を軽く研磨し、綺麗にする仕組みです。
ボブソールのように表面がザラっとした凹凸のあるラバーソールには、この微粒子ゴムの力が良く効きます。
かなり綺麗になりました。
ここで一つ、注意点をお伝えします。
スエード&ヌバックイレイサーはザラっとした凹凸のあるラバーソールには有効ですが、表面がツルっとしたラバーソールには適しません。
(コンバースのスニーカーなどに使われているラバーソールなど)
シューケア用品は、特性を見極めれば別の使い方ができることがあります。
今回ご紹介したのはその一例です。
お手入れ道具の新たな使い方を見つけましたら、またご紹介できればと思います。