白色のステッチが入った靴のお手入れ方法
京都店 2021年02月17日
こんにちは、京都工房の西澤です。
今回はステッチ(縫い目)が白色の靴の磨き方についてご紹介いたします。
上記の写真のようなステッチが白色の靴を磨く場合、
色付きのクリームを塗ると、ステッチに色が付いてしまい、見た目が変わってしまいます。
〇指塗りは?
指でステッチ部分を避けて塗ることも可能ですが手間と時間が掛かり、
どうしても塗り残しが出てきてしまいます。
〇ニュートラルクリームの効果
そこで使用するのが透明(ニュートラル)の靴クリームです。
「革」は油が入ることで、色が濃くなり発色が良くなります。
アッパー(甲革)全体に透明のクリームを浸透させブラッシングします。
BEFORE/AFTER
写真右側のように
全体的に革の色が濃くなり、発色が鮮やかになります。
もちろん深い傷などを修復するためには、色付きのクリームが必要となります。
傷がない場合は、透明のクリームで綺麗に保つことができます。
また応用編として
つま先部分に少し鏡面磨きを施すことで、より発色が良くなり
透明感を活かした仕上がりにもできます。
茶色の靴に限らず黒色の靴でも同様の効果があります。
透明でも油の効果は絶大ですね。
皆さまも、ぜひお試しくださいませ。
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