【皮革製品のお手入れアイテム】こんな便利なものあったんだ!?
こんにちは。京都工房の西澤です。
今回は革靴や財布、カバン、ソファといった皮革製品、そしてヌメ革などの少しデリケートな革にも使える、意外と知られていない!?皮革製品用のメンテナンスアイテムをご紹介します。
デリケートクリームのスプレータイプ?
皮革製品のお手入れをしたい時にネットで検索すると出てくることが多いアイテムで「デリケートクリーム」というクリームがあります。
名前の通り比較的デリケートな革にまで使えますよといった、使用できる範囲広めの皮革用クリームです。
そんなデリケートクリームのスプレー版という立ち位置のアイテムが今回紹介する
デリケートスプレーの特徴とは?
こちらのデリケートスプレーはラノリン、アボカドオイルなどの油分が配合されています。
こちらの油分が革に深く浸透することで乾燥やひび割れから守ることで、製品を長持ちさせるという効果があります。
デリケートクリームのスプレー版という立ち位置ということもあり、使用できるアイテムの幅が広い点が魅力的なアイテムです。
冒頭でも記載していますが、革靴をはじめ、ヌメ革や薄い色味の革に対し比較的ムラになりにくく油分を補給できます。
デリケートクリームのようなクリームタイプよりも均一に吹きかけれることからもムラになりにくく、何よりも吹きかけるだけなので簡単にお手入れができます。
財布くらいの面積なら吹きかけて乾かして終わりの10秒メンテナンスが可能です。
さらにクリームとの違いを挙げるとすれば、べとつきがないことです。
デリケートクリームも非常にさらさらしていて、べとつきが少ないクリームではありますが、多少のべとつきを感じることもあります。
もちろんブラッシングや乾拭きをすれば問題はないのですが、最後の仕上げの手間を考えるとデリケートスプレーは手間が少ないメンテナンスアイテムと言えます。
べとつきの無さから革靴を履き下ろすタイミングで内側からデリケートスプレーをかけて革を柔らかくするという使い方も開発されるなど活躍する幅が広がりました。
もしかしたらまだまだその汎用性の高さから新たな使い方が生まれるかもと個人的に期待しています。
使い方と仕上がりの検証
実際に色々な皮革製品に使用してみて、使い方の説明や仕上がりを検証していこうと思います。
【革財布】
まずは茶色の革財布に吹きかけてみます。
◆気になるポイント!
「スプレーを吹きかける距離はどのくらいですか?」
吹きかける対象物から30㎝以上の距離をとって吹きかけましょう!
スプレーは噴射口から離れるほど扇形に広がっていくので、なるべく広がった部分が対象物に当たるようにしましょう。そうすることでムラになりにくくなります。
【吹きかけた直後は少し濡れた感じになります↑】
【数秒したら写真のようにだんだんと乾いてきます。↑】
◆気になるポイント!
「デリケートスプレーを吹きかけた後はもう何もしなくていいですか?」
革靴など光沢感がある皮革製品に対し、少し曇ったなと感じたら、完全に乾いた後にクロスでの乾拭き、またはブラッシングをしましょう。これである程度光沢感が戻ります。
特にデリケートスプレーをかける前とかけた後で変化がなければそのまま放置でも大丈夫です。
【革靴】
次は茶色の革靴で検証します。
この色味は靴クリームではムラになりやすいタイプなので、スプレーでは果たしてどうなるでしょうか。
【だんだん乾いてきています。↑】
結果は明るい色の革靴もムラになることなく油分補給ができました。
ちなみに上記の革靴の写真でも分かる通り、油分を入れて色を濃くするアイテムではありません。
言い換えると油分補給をしながら色は濃くしないという強みとも言えますね。
ちなみに靴クリームでお手入れしている状態でも使用いただいて大丈夫です。
写真で伝わらないのが悔しいですが、デリケートスプレーをかけた後、革を触るとすごく油分が補給されたモチっとした感触になっています。
【素仕上げの革】
表面に加工がほとんど施されていない革でも検証してみましょう。
ヌメ革のような革ですね。
おっと、これは明らかに濃くなりそうな色味ですね。
では指を指している革に吹きかけて検証してみましょう。
やはりデリケートスプレーを吹きかけた直後は表面が塗れたような感じになります。
5秒~10秒ほど放置するとあっという間に表面を塗らしてた油分が浸透し表面からいなくなりました。
それと同時に濃くなっていた色も元の色に戻る結果となりました。
デリケートスプレーという名に恥じぬ結果となり良かったです(笑)
まとめ
デリケートな革に使える皮革用栄養スプレー、デリケートスプレーをご紹介しました。
検証してみて感じたのは、どの皮革製品に対してもオリジナルの風合いを変えることなく油分補給できる安心感と、「簡単」に皮革製品のお手入れができるという点でした。
クリームよりも面積が広い革製品に対して簡単にメンテナンスができる為、カバンやレザージャケット、ソファをお手入れしたい方はクリームタイプよりもスプレータイプがオススメかなと思います。
サイズの小さい革製品だとしても手軽さを求める方はぜひこのデリケートスプレーを試してみてください。
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