靴を片付ける前に気にしたい〇〇の存在
こんにちは。京都工房の西澤です。
もう秋か、と思いながらも気温が秋を感じさせてくれない今日この頃ですが、
色々なお店でも秋服などが展開され始め、秋を無理やりにでも感じていこうと思っています。
我々靴磨きの世界においてはスニーカーから少しずつ革靴に移行するフェーズということもあり、
履き始める前にお手入れをしたり、また夏履いていた靴を来シーズンに向けて綺麗にしておくという
動きが目立ち始めます。
ということで今回は題名にもある通り、靴をしまう前にやっておきたいことをご紹介しようと思います。
最も気を付けるべき敵
たびたびご紹介しているとは思いますが、カビ対策についてのアイテムをご紹介します。
天然成分の有機ヨードを配合し無香料で安心して使用できるカビ対策の頼れる相棒。
意外と知られてないのですが、3種類のサイズがあるのでまとめて対策したい方や1足だけしたい方など
用途に合わせて選べる点が個人的にいいなと思うポイントです。
カビの厄介な所は伝染していく点です。
まとめて靴を保管している場合、1足の靴にカビが生えていると、もしかしたらその同じ空間の靴すべてにカビが生えるかもしれません。
恐ろしく厄介ですね。
カビという生き物は水拭きやクリーナーをかけるだけでは撃退できません。
水拭きやクリーナーをしたら、革は一旦綺麗に見えます。
一旦です。
時間が経つとまた表面にカビが生えているなんてことが起こります。
実はカビは根元から破壊しないと意味がないのです。
このモールドクリーナーはその根元からカビを撃退してくれるアイテムです。
モールドクリーナーの使い方
使い方は簡単です。
まず初めに馬毛ブラシで簡単にホコリを取り除きます。
次に靴、皮革用の汚れ落としで表面の汚れを取ります。
汚れ落としが終わったら、モールドクリーナーを靴裏、靴の中、アッパーに万遍なくかけます。
かかっていない部分があるよりは、大胆にかけても大丈夫です。
あとは直射日光を避けて日陰で乾かして完成です。
カビ予防の場合はこの手順を1度行い、実際にカビが生えてしまった靴にはこの
かけて、乾かしての作業を3~5回程度します。
この作業が終わったら、新ためて汚れ落としいただき、靴クリームを塗って磨いて終了です。
かけるだけで作業完了の簡単な手順となります。
次履くときに綺麗な状態でいるために、少しカビについても意識してみてください。
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シューケアマイスター靴磨き工房 京都店
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