靴を履くときの必需品
こんにちは。
シューケアマイスター工房京都店のサオオです。
みなさん、お出かけする際「絶対これは持ち歩く」というものは何ですか?
財布にスマホ、キーケース…などなど、人それぞれ色々なものがあると思います。
私も必需品と言えるものがいくつかあるのですが、その中のひとつが「靴べら」。
友人宅、飲食店、病院…など、個人差はありますが、普段の生活の中で意外と靴を脱ぐ機会は多いものです。
出先で靴の着脱をする可能性がある以上、これは外せません。
なぜなら、自分の大切な靴を守るために欠かせない物だからです。
「芯材」
なぜ靴べらを使うことが靴を守ることに繋がるのか。
それは靴べらを使わなければ、靴を傷めてしまう恐れがあるからです。
これには、靴の構造に理由があります。
革靴の多くは、つま先とかかとに「芯材」というものが入っています。
この芯材の存在は靴の形をきれいに保つ肝となるもので、これらが傷むと靴の形が崩れてしまいます。
一度傷んでしまった芯材は、交換しない限り元に戻すことはできません。
交換するためには靴を分解する必要があり、とても大掛かりな作業となってしまいます。
そして靴べらを使わず靴の着用を繰り返すと、かかと部分の芯材「ヒールカウンター」を壊してしまい、結果靴が傷むことに繋がります。
靴べらを使わないと…
こちらは日常的に靴べらを使わず、無理やり足を押し込むように履くことを繰り返した靴です。
結果、かかと部分の芯材「ヒールカウンター」を傷めてしまい、型崩れがおきてしまいました。
こうなってしまっては、靴の形状維持を行う「シューキーパー/シュートリー」を使用しても元には戻りません。
せっかくきれいに磨いてシュートリーで形を整えていても、靴の見た目はきれいとは言えません。
こうならないようにするためには、靴を履く際に靴べらの使用は必須です。
出先で重宝する携帯タイプ
このように靴べらとは大切な物なのですが、外出の際に自宅の大きな靴べらを持ち歩くことは現実的ではありません。
そこで重宝するのが、鞄や衣類のポケットに収まるサイズの携帯タイプのもの。
市場には様々な種類の携帯できるサイズの靴べらがありますが、ここでは工房おすすめの靴べらをご紹介します。
これぞ定番
まずは、携帯サイズの靴べらではおなじみのタイプ。
レザーパーツ内に収納された本体をスライドさせるだけで、簡単にサッと出して使えるシンプル設計。
本革を使用しており、経年変化も楽しめます。
こだわりの天然素材
美しい形と光沢感が特徴のこちらのシューホーンは、水牛の角を加工して作られています。
天然素材を使用しているため、一点一点には個体差があります。
まさに自分だけの「My靴べら」といっても良いものです。
個性的?こだわり満載の”リアルな”シューホーン
京都工房では、この2シリーズ以外にも様々な靴べらをご用意しています。
見た目だけではなく、使い心地も確認したいという方は店頭でお試しいただけます。
大切な靴を守るため、今一度「靴べら」の存在に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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シューケアマイスター靴磨き工房 京都店
所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹 6F 紳士靴売場
電話番号:075-342-5693(紳士靴売場直通番号)
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