【ハイシャイン(鏡面磨き)】ワックスはニュートラルだけでも代用できる!?
こんにちは。京都工房の西澤です。
さて8月に入りましたね。
今回も検証をやろうかなと。
題名にもある通り、
「ハイシャインはニュートラルのワックスでも代用できるのか?」
というのも店頭でハイシャインを始めたいというお客様から
「やっぱりワックスはその靴の色ごとに必要ですか?」と多くの方からご質問を受けるんです。
私も「黒靴ならブラックのワックスの方がいいと思います」「茶系なら風合いを生かすためにもニュートラルでいいかもしれないです」などとお答えしていましたが、果たしてどれだけの差が生まれるのか、しっかり理解を深めないとと思い、この検証に辿り着いたというわけであります。
さてそれでは早速ですが、色付きのワックスとニュートラルのワックスでの仕上がりを見ていきましょう。
黒靴バージョン
まずは黒色の靴にブラックのワックスとニュートラルのワックスを使って実験。
写真向かって左をニュートラルワックス、右をブラックのワックスで仕上げます。
使用するワックスはM.MOWBRAY PRESTIGIOのトラディショナルワックスを使用します。
それでは早速検証結果です。
どうぞ。
いかがでしょうか?
意外と大きくは変わらないというのが私の第一印象ですが、実際に肉眼で見ると写真よりは差がはっきりしています。
別角度からも見てみます。
写真向かって左がブラックのワックス、右がニュートラルのワックスです。
さほど大きな変化はないですが、若干、向かって左の黒を使用した方が鏡面の奥底まで黒いような感じの印象を受けます。
では次は茶靴で検証。
茶靴バージョン
こちらも同様に写真向かって左がニュートラル仕上げで右がダークブラウンのワックスで仕上げます。
手前のワックスがぼやけていおりますが、使用するワックスも同様にトラディショナルワックスです。
では結果です。
これまた写真ではあまり差がないように感じます。また別角度から見てみましょう。
ブラックのワックスの時よりは変化があるように感じます。写真左がダークブラウンワックスです。
やはり色付きのワックスは深く強い印象を与えている印象。ニュートラルの光り方も透明感が強く、より膜の表面に近い部分での光沢感を感じます。
結論
ハイシャインによって表現する完成図を明確に持っている人は、それに合わせたカラーのワックスを使用するといいです。
反対にそこまで細かな仕上がりへのこだわりがない方はとりあえずニュートラルのワックスを一つ持っておくだけでもいい気がします。自ずとこだわりが出てきて色々な色のワックスが増えていくのが靴磨き好きの常ではありますが・・・
靴磨きを仕事としている方々はワックスの様々な色を駆使して表情を作り上げます。その域まできたらもう靴磨きの底なし沼にハマっていることでしょう。
まず前提として使用するワックスのブランドによって多少結果が異なりますのでご理解くださいませ。
最後に組み合わせも
ニュートラルで仕上げていきながら、輪郭となる淵部分をブラックのワックスで
重ねていきました。
写真だと分かりずらいですね。
こんなこともできる奥深さがハイシャインにはまだまだあります。
ぜひハイシャインを楽しんでください。
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シューケアマイスター靴磨き工房 京都店
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