【自分の好みを探す】靴クリームの仕上がり比較
こんにちは。京都工房の西澤です。
一言で靴クリームと言っても、その種類は多く、ブランドごとに様々な特徴があります。
その特徴の差は、靴磨きをする上では、【こだわり】を見せるポイントでもあります。
今回は黒い革靴、茶色い革靴を、様々な靴クリームで仕上げて、その違いを比較してみました。
黒クリームのブランドによる違い
まずは、一足の黒い革靴に、片足ずつ別のクリームを塗ってみます。
使うのは、弊社で取り扱っているこちらのクリームです。
・M.MOWBRAY PRESTIGIO クリームナチュラーレ 税込¥2,200(写真左、紙箱)
・ENGLISH GUILD ビーズリッチクリーム 税込¥2,200(写真右、瓶)
向かって左の靴にはクリームナチュラーレを使用しました。
(つま先はM.MOWBRAY PRESTIGIOトラディショナルワックスでさらに磨きをかけました)
自然な色付きで、革の表情が全面に出てくる仕上がりになりました。
向かって右の靴は、ビーズリッチクリームで磨きました。
(つま先はM.MOWBRAY ハイシャインワックスを使用)
ビーズリッチクリームはロウ分が強いため、はっきりとした光沢です。
また、着色力が強いため、黒の色が強く出ています。
同じブランドの黒と無色の違い
次は、一足の黒い革靴に、片足ずつ別の色のクリームを塗ってみます。
・ENGLISH GUILD ビーズリッチクリーム ブラック 税込¥2,200(写真右、瓶)
・ENGLISH GUILD ビーズリッチクリーム ニュートラル 税込¥2,200(写真左、瓶)
向かって左の靴には、ビーズリッチクリーム ニュートラルを、右の靴にはビーズリッチクリーム ブラックを使いました。
どちらも同じブランドのクリームを使ったため、光沢の出方は同じです。
仕上がりは、色がニュートラル(無色透明)かブラックかの差だけが出ます。
微妙な違いなのですが、ブラックで仕上げた靴の方が光の反射が強いです。
それでも意外と大きな差は出なかったですね。
ブランド別茶クリームの比較①
一足の茶色い革靴に、片足ずつ別ブランドの茶色のクリームを使います。
・FAMACO1931 サブライムレザークリーム ダークブラウン 税込¥2,750
・ENGLISH GUILD ビーズリッチクリーム ミディアムブラウン 税込¥2,200
向かって左の靴には、ビーズリッチクリーム ミディアムブラウンを、右の靴にはサブライムレザークリーム ダークブラウンを使いました。
ビーズリッチクリームは、光沢が強く、深い色の仕上がりになりました。
サブライムレザークリームは、色はダークブラウンを使用していますが、そこまで濃くならない仕上がりになりました。革の色をあまり変えずに磨きたい方には最適です。
ブランド別茶クリームの比較②
最後に、先ほど使ったビーズリッチクリーム(ミディアムブラウン)と、色味が違う茶色のクリームを比較します。
・ENGLISH GUILD ビーズリッチクリーム ミディアムブラウン 税込¥2,200
・M.MOWABRAY シュークリームジャー レッドブラウン 税込¥990
向かって左の靴には、ビーズリッチクリーム ミディアムブラウンを、右の靴にはシュークリームジャー レッドブラウンを使いました。
ビーズリッチクリームは先程の比較①と同じ仕上げです。
ただ写真のアングルが変わったことで、より履きジワ部分の色が深くなったように感じますね。
靴は非常に立体的なので、見る角度が変わると表情は大きく変わります。
シュークリームジャーはレッドブラウンという赤みが強い茶色を使いましたので、上の画像とはだいぶ印象が違います。
いかがでしたでしょうか。
左右をあえて違う仕上がりにすることはないですが、横に並べるとこれほどに違うものかと、あらためて靴クリームの深さを思い知りました。
ぜひ、自分好みの仕上がりになる靴クリーム探しをしてみてください。
靴磨きが楽しくなること間違いありません。
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シューケアマイスター靴磨き工房 京都店
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