雨の日の味方!ガラスレザーの魅力
皆さまこんにちは。京都工房のサオオです。
梅雨明けの気配も感じられますが、空模様が急変することもあり、天気予報のチェックが欠かせない毎日です。
そんな雨の日に気になることの一つが、足元について。
雨に濡れた革靴を放置してしまうと、雨染みやカビの発生などのトラブルにつながってしまいます。
私も昔、大切な靴に雨ジミができてしまった残念な経験があります。
梅雨を少しでも快適に乗り切るために、今回は雨の時期に活躍する「ガラスレザーの靴」についてお伝えします。
ガラスレザーとは
「ガラスレザー」は、ツルっとした強い光沢が特徴の革です。
国内、海外の様々なブランドに使われている素材です。
ビジネスシューズや、身近なところでは、学生が履いているローファーに見られます。
「ガラスレザー」の呼び名は、その製造過程に由来があります。
ガラスレザーの製造工程
① 革を鞣す。(なめす)
※植物の渋や薬品を使い、動物の皮に防腐性、柔軟性などを与えることです。
鞣す前の状態を「皮」、鞣した後の状態を「革」と呼びます。
② 鞣した革を、ガラス板や鉄板に張り付け乾燥させる。
③ 表面に樹脂加工を施す。
②の工程でガラス板を使用することから、ガラスレザーと呼ばれるようになりました。
ガラスレザーの特徴
ガラスレザーは表面に施した樹脂加工により、
・強い光沢
・水を弾く力
を持っています。
水を弾く特性があるため、ガラスレザーの靴は雨の日に活躍してくれます。
ガラスレザーに水を垂らしてみると、この通り。
水滴が革の表面に乗って、水を弾いていることがわかります。
雨の日には、ガラスレザーの靴。
レインブーツや、ゴアテックスを使用した防水シート内蔵の靴以外にも、雨の日に頼れる靴がある。
このブログで、そんなことを知っていただければ幸いです。
ガラスレザーのお手入れ方法については、7月28日(水)のブログにてご紹介いたします。
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