銀座店 2024年10月20日
こんにちは。シューケアマイスター工房銀座店のアリノです。
10月12日・13日に代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて開催された、「靴磨き選手権大会2024 東京予選」にて、銀座工房のホープ“齋藤 源太”が無事予選通過となりました。
今回はそんな齋藤氏の魅力を掘り下げるべく、インタビューを慣行いたしました。
それではご覧ください。
Q.まずは、予選通過おめでとうございます。 初の靴磨き選手権参加ということで、大会中はどんな気持ちでしたか。
A.大会中はずっと緊張していました。2回戦の鏡面磨きに入ったあたりから緊張が解け、集中して磨けました。
Q.大会にあたり、準備で大変だったことはありますか。
A.時間内に鏡面の厚みを出すのに苦労しました。福岡予選の動画を観てから大幅に磨きを変更しました。
Q.予選通過になった決め手は何だったと思いますか。
A.冷静に磨けたところだと思います。磨いてる最中、周りの方が磨いてる靴をみて、光沢では勝てないと思いました。そこからグラデーションを綺麗にしたり、粗を減らしていく磨きにシフトチェンジできたのが、良かったです。
Q.次に、普段のお仕事についてお聞かせください。 今まで磨いた靴で印象的だったものはありますか。
A.松田笑子さんのビスポークシューズが衝撃的でした。デザインがかっこいいのもそうですが、作りの綺麗さに衝撃を受けました。また、アッパーの革はきめ細かくしなやかで磨いていて楽しかったです。
Q.仕事で苦労したことはなんでしょうか。
A.接客での言葉遣いが苦労しています。わかりやすい言い回し、靴磨きをやってみたいと思ってもらえる言葉のチョイスなど、先輩方の接客を参考にしながら勉強しています。
Q.休日は何をされてますか。
A.現在は靴磨きの練習が中心ですが、その他では手縫い鞄教室に通っています。去年の9月から通い始めました。まだ満足のいく仕上がりとはいきませんが、楽しく通っています。 靴磨き選手権が終わったら、靴作り教室にも通ってみたいと思っています。
Q.過去にどんなものを制作しましたか。
A.直近だとベルトを作成しました。作りの粗は目立ちますが、デザインはかなり好きな仕上がりになったので、気に入ってます。
Q.本戦に向けて意気込みをお願いします!
A.予選で他の職人さんと、明確な差を感じた部分があったので、その差を埋められるように頑張ります!
最後に、私の私物であるEdward Greenを磨いてもらいました。
ハイシャインプライマーを指で丁寧に塗り込んでいきます。
水とワックスで研磨すると、早くも光沢が。
そして仕上がりです。
革の表情と調和のとれた光沢と、グラデーションが心地よいです。
若き才能と革への情熱に溢れた齋藤氏。本選でもその真摯で丁寧な仕事を魅せてくれることでしょう。
皆さまもぜひ応援よろしくお願いします。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 5F
工房直通:03-3535-9637
⇓M.MOWBRAYの公式LINEができました!!⇓