英国靴に相性抜群の○○
こんにちは。シューケアマイスター工房 銀座店のアリノです。
突然ですが、Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)はご存知でしょうか。
1879年、英国靴の聖地ともいえるノーザンプトンにて産声を上げた、革靴好きなら知らない人はいないシューメーカー。
当店への持ち込みも非常に多いです。
今回お預かりしたのはSydeny(シドニー)というモデル名を持つ一足。
Cavendish(キャベンディッシュ)やBoston(ボストン)と並んで、当メーカーの名作ともいえるローファーです。
お預かり時に「靴全体の色抜けが気になるので濃くしたい」とのご相談。
上の写真はクリーニング作業における、洗い作業の後なのですが、すっかり色が抜けています。
そこで登場するのがこちら。
同じく英国ノーザンプトンに生産拠点を置くENGLISH GUILD(イングリッシュギルド)のビーズリッチクリーム。
英国靴メーカーの多くが、ここの仕上げ剤やクリームを採用しているだけあり、相性は抜群です。
重厚感のあるツヤや高い着色力は、今回のオーダーにうってつけです。
使用するのはミディアムブラウン。
ペネトレィトブラシにクリームを取ります。
色味の明るい靴には通常同色、もしくはワントーン明るい色をチョイスしますが、今回は濃い色。
乗せた時のシミ、ムラのリスクを低減させるため蓋の裏に毛先を押し付けて、クリームを馴染ませます。
ひたすらに塗りこみます。
SANOHATA BRUSH×M.MOWBRAY手植えブラシ(豚毛)にて入念にブラッシング。
←Before After→
しっかり濃くなりました。
最後にワックスでツヤ感を整えて、ハイシャインして仕上げです。
いかがでしたでしょうか。
高い着色力に加え、ふんだんに含んだロウ分で重厚なツヤを出しつつ染料ベースのクリームらしい透明感のある仕上がりはENGLISH GUILDならでは。
もちろん英国靴以外にもお使いいただけます。
※靴本体より濃い色のクリームをご使用になる場合シミ、ムラにお気を付けください。また革の仕上げによっては着色しにくい場合がございます。
今回のオーダーは色ムラ等出る可能性があるリスクをご説明したうえでお受けしております。
皆さまも、お手持ちの靴の色抜けが気になったらぜひ当工房へご相談ください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
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シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店
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