靴磨き二代派閥「光らせる派と光らせない派」
シューケアマイスター部銀座店ハタノです。
今年は、おうち時間が注目を浴びたことにより、「家で靴を磨いてみよう!」と思ってくださった方が増えたようです。お店でも「初めて自分で靴を磨くのですが、どのクリームが良いですか?」「どんなブラシが使いやすいですか?」とご質問が多くあります。
「光らせる派と光らせない派」
靴磨きを行う上で、綺麗に磨きたいという考えは皆同じです。
実は、その中でも「光らせる派と光らせない派」に分かれるんです。
光らせないというのは「抑えめ」という表現が正しいですね。
また、光らせるとは「全体的に&つま先部分」を光らせるという意味になります。
光らせない派の特徴
適度な水分を程よく与え、艶が出るクリームで磨くことで「主張しすぎない」落ち着いた仕上がりが特徴です。
「光らせない派」お勧め商品
M.モゥブレィ クリームジャー
デリケートクリーム
光らせ派の特徴
光らせた靴には不思議な力があります。背筋が伸びる気持ちになったり、やる気が出たり、モチベーション面で非常に活躍してくれますます。何より眺めていて綺麗ですね!
「光らせる派」お勧め商品
ENGLISH GUILD(イングリッシュギルド) ビーズリッチクリーム
グラサージュワックス
個人的には「光らせない派」
私は個人的に「光らせない派」でありますが、皆さまはいかがでしょうか。
私が「光らせない派」を好んでいる理由は2つあります。
1つ目は、「革本来のツヤ感」を楽しめること。
2つ目は、光らせすぎないことのより、汚れが目立ちにくく履けること。
艶が出やすいクリームやWAXは使用せず、革の柔らかさを保つ事を意識した靴磨きを行うことで、革本来のツヤ感というものを楽しめる気がしています。また、クリームやWAXによって生まれる艶感に頼らないように磨くことで革の特徴を知ることが出来ます。
光らせすぎると汚れが目立つの?と思った方も多いと思いますが、
光っているが故すれ跡や汚れが目立ちやすくなります。
抑えめの場合は、比較的コントラストが生まれにくく目立ちにくいです。
気分によって使い分ける!
最近は、靴磨き用品、性能の良いクリームやWAXが多く発売され、色々な選択できるようになりました。「光らせる派と光らせない派」どちらがいいというわけではありませんが、互いにメリットがありますので、気分や、シーンによって使い分けて頂ければより靴磨きをお楽しみ頂けると思います!
光らせる派の方がまだまだ人気なので、光らせない派の人気が少しでも出るように頑張りたいと思います。
また、銀座工房では自分好みの仕上がりイメージをぜひお伝えください。
理想に近い靴磨き用品、靴磨きの仕上がりになるよう、お手伝いをさせていただければと思います。
ご来店心よりお待ちしております!