靴を作る 第十八話 完
銀座店 2021年06月20日
みなさまこんにちは。銀座工房の七海です。
「靴を作る」前回は、こちらをご覧ください↓
最終話です。
磨きをかけて仕上げていきます。
汚れ傷防止のカバーを取り付けていましたが、
それでも、のりや汚れがついてしまっていることもしばしば。。。
普段の靴磨きの手順同様
●馬毛ブラシで表面の埃汚れを払う
埃を払うには、毛先が細く柔らかい馬毛がおすすめです。
かき出すようにブラッシング
SANOHATAブラシ馬毛 ¥5,280(税込)
●ステインリムーバーを使用し汚れを落とす
ステインリムーバーをよく振り混ぜ合わせ、クロスに適量含ませ
ゴシゴシ擦らず、軽く拭いて汚れを除去します。
ゴシゴシしすぎるのは×
革もお肌と同じで、強く拭きすぎると表面が荒れてしまいます。
やさしく丁寧に拭きます。
M.MOWBRAY ステインリムーバー
●革に栄養を補給クリームを入れる
お肌と同じ、革も水分、油分が必要
ペネトレィトブラシにクリームを2〜3粒程度取り、
クリームを全体にまんべんなく伸ばしていきます。
ブラシを使って塗ると、細かいところまで塗ることができます。
M.MOWBRAY ペネトレィトブラシ ¥440(税込)
FAMACO サブライムレザークリーム ¥2,750(税込)
●クリームを塗った後は必ずブラッシングしてよくなじませまる
硬くコシのある毛のブラシ(豚毛や化繊)を使用
全体にしっかりとかけて、クリームを均一に靴全体に広げながら、余分なクリームを取り除いて行く
SANOHATAブラシ豚毛 ¥4,950(税込)
●乾拭き
グローブクロスで乾拭き。
表面の余分なクリームを拭き取ることで、
通気性も良い状態保て、汚れも付きにくくなります。
M.MOWBRAY シルキーレザーグローブ ¥3,080(税込)
完成です
靴を作る 以上
靴の作り方にも色々ございますが、
この様に数多くの工程を経て靴は作られております。
定期的にお手入れをして少しでも長く愛用靴とすごしていただければと思います。
ながらく失礼いたしました。
ありがとうございました。
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