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【失敗しないブーツカスタムとは?】第二回:スペックから求める機能の最適解その①

FANS.浅草本店のYUMA.です。

前回、「第一回:ブーツカスタムってどうやればいいの?」にて

ブーツカスタムはコンセプトをしっかり決めましょう!という話をしました。

今回はREDWING「アイアンレンジャー」のカスタムを通して、

機能性に意味を持たせたカスタム事例を紹介します。

まずは早速ビフォーアフターをご覧ください。

こんなにも仕様が変わっています。

もともとはレッドウイング純正の「ニトリルコルクソール」とよばれるソールがついていました。

凹凸のないフルフラットなソールですが、粒状のコルクが練り込まれており

それがグリップ性に寄与しているそうです。

とは言え排水性能はしっかりトレッド(溝)のついているソールにはかなわないかなアという体感です。

むしろニトリルコルクソールの特徴と言えば「耐油・耐薬品性」でしょう。

踏まずに刻まれた「OIL RESISTANT」の文字が物語っています。

例えばウレタン系ゴムだと油分によって膨張劣化したり、

TR(熱可塑性樹脂)素材なら溶剤で侵されます。

その点「OIL RESISTANT」ならガソリンスタンドや工場作業などでも安心です。

※「ニトリルコルクソール」は、ゴムの種類としてはニトリルブタジエンラバーなどでしょうかね?(自動車のパッキンやガスケットに使われたりする耐薬品性能が高いゴム)

一方で低温状態では固くなったり、頑丈さゆえの足取りの重さといったデメリットもあります。

弾力性がほぼないため、歩いた時の着地荷重を歩行エネルギーに変換しづらいのかもしれません。

つまり、

・そこまで動き回らない一定の場所で

・油や薬品を扱う作業

こんなシチュエーションでブーツを履きたい人には最高にマッチしてます。

現実だとガソリンスタンドや整備工場でしょうかね。

しかしこれが例えば彼女とデートに行く場合。

耐油性はまったく重要ではありません。

ディズニーランドの行列に並んでる間、いよいよ話題が無くなった時に

「このブーツ耐油性バツグンなんだぜ~」

と、いつも優しいゼペットじいさんですら興味のない自慢をするくらいです。

もしディズニーランドの床が、どこぞの昭和的中華屋のラミネートされたメニュー表くらい油でギトギトだったら

話は別ですが

天下のディズニーさんはそこらじゅう常に清潔ピカピカ。

完全にオーバースペックです。

しかもファストパスをとったりパレードの最前列を確保したり一日ディズニーを楽しもうとおもったら

けっこうな距離を歩かねばなりません。

もうクタクタです。

そんなときに人はおもうのです。

そうだ、カスタムしよう。

某古都のコピーみたいになりましたが

ここでようやくアイアンレンジャーのカスタムに戻ってくるのですがもうお時間がいっぱいです。

次回は第二回後半戦へ突入!


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