【ROLLING DUB TRIO】ソールカスタムの悩ましき配色
FANS.浅草本店 2021年10月06日
FANS.浅草本店のYUMA.です。
ソールをカスタムしようと思いついたらいろんな構想を練るわけですが
「ソールの配色」も悩ましい要素のひとつです。
レザーソールにしろラバーソールにしろ、カスタム用ソールにはいくつかのカラー展開があります。
色味の違いはカスタムにおいて印象を左右する重要な要素。
今日は色味の組み合わせパターンをいくつか紹介します。
①アッパーとソールが同系色パターン
基本的にはアッパーと同系色のソールなら間違いはありません。多くの場合でうまく馴染んでくれます。
カスタムの面白みにはやや欠けるものの安定感は抜群です。
たとえ同色であっても「レザーパーツ」と「ラバーパーツ」を組み合わせることで、質感に変化をつけて楽しむテクニックもあります。
(↓黒アッパーに黒いウェルトと黒いソール)
②アッパーとソールを異なる色で仕上げるパターン
アッパーと違う色のソールにしても、靴全体に使われている色が2色までなら統一感も出しやすいです。
既成品のイメージから離れ、カスタムならではの自由度が広がります。
普段お召しの洋服との相性も考慮すればコーディネイトのレベルがグッと上がるのでは。
(↓ネイビーのアッパーですがブラウンのソール。靴紐も同系色でリンクさせる小技によって、色違いソールでも馴染みやすくなります。)
(↓こちらはアッパーと同色ソールですがダシ糸を白で縫っています。モカ糸の白と揃えてモノクロ配色。真っ黒よりもポップになりアーバンなスタイルに。2色以内ですのでバランスが取りやすい配色です)
③アッパー、ソール、ステッチなど3色以上の異なる色で仕上げるパターン
カスタム中級者以上が手を出すトリオカラーのパターンは、狙いをハズすと一気にダサくなります。
しかしうまくまとめれば存在感のあるオンリーワンカスタムになることでしょう。
ポイントは「あまり鮮やかに仕上げすぎない」こと。
ビビットなカラーリングで多色使いすると「おもちゃ感」が出てしまいます。
渋めのくすんだ色味を組み合わせることで、ナチュラルで重厚な雰囲気を作ることができます。
(↓ローリングダブトリオのコペン。黒のアッパーにダークブラウンのミッドソール、翡翠色のDr.Sole)
肉厚なアッパーの雰囲気に合わせて
シックなダークブラウンのレザーミッドソールと、美しい翡翠カラーのラバーアウトソールを組み合わせました。
コバ面はより落ち着きがでるようにアウトソールをワントーン落ち着いた色味に調整しています。
底面の画像と比べると、くすんだ色になってるのがわかります。
こちらは銀座工房店長ハタノ氏のペア。
「カスタム仕様はおまかせ」ということで個人的趣味をモリモリ押し付けたソールカスタムをさせていただきました。
丁寧にインプレッションもしてくださいましたのでぜひ銀座工房のブログもご覧ください。
実用的な履き心地や印象をわかりやすく紹介しています。↓
【ROLLING DUB TRIO】底材に翡翠色という新たな選択肢
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