古靴は本当にいい靴なのか?
銀座店 2020年12月03日
みなさんこんにちは。
シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店 ゴイブチです。
12月に入り、冬らしい寒さを感じるようになってきましたね。
去年、某工房スタッフの影響で買ったレザージャケットの出番が増えそうなので、乾燥防止でクリームでも塗り込んでおこうかなと思います。
さて、今日はタイトルのように「古靴は本当にいい靴なのか」ということであります。
この件に関しては賛否両論ありますね。
「昔のほうがよかった」なんて言葉もよく耳にしますが、みなさんはいかがでしょうか?
個人的には「よかった」派
その理由としましては……
技術が発展してなかったが故の手作り感満載の仕様。
もちろん、靴ブランドにもよりますが写真のようにほぼ接着剤が使用されず積み上げが固定されている靴も多くありました。
今はネイルガンなんかで打ち込む場合もあるでしょうが、この時代には一本一本釘を打ち込んだりするわけですね。
手作業による手間はかかりますが、力のコントロールはしやすいので過剰に打ち込みすぎたりすることは少ないかもしれません。カカトのみならず、靴全体がそうであったはずです。
そう思うと「昔の靴がよかった」というのは納得がいきます。
今の靴は悪い?
もちろん、「だから今の靴は悪い」というわけでもありません。
熟練した職人の減少は否めませんが、染色技術の向上や加工により品質の良い靴が多く出回っています。
20年前より確実に製作スキルは向上しているはず。スニーカーなんかは一目瞭然ですね。
個人的には「古靴」は良い靴だと思いますが、リスクが多いのも事実。
革の劣化や、技術不足により破損していたり……
そういったことも含めて時代を感じられていいな、なんて思える方が古靴好きなのでしょう。
マニアックな記事になってしまいましたが、 お読みいただきありがとうございました!
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