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靴を作る 第十六話

みなさまこんにちは。銀座工房の七海です。

「靴を作る」前回は、こちらをご覧ください↓

 

底面の作業 

半カラスの色入れしていない部分の仕上げをしていきます。
 

インクを入れなかった部分も同様

ガラスで銀面を取り

紙ヤスリで仕上げ

無色で仕上げていきます。

エッジ(縁)部分も軽くヤスリをかけ、

メンチュロー(蝋)を入れコテをあてて仕上げ

半カラスの部分やヒールも飾りコテで仕上げます。

底周り作業 完了!

 

汚れ傷防止のカバーをはずします。

久しぶりに靴と対面です。

嬉しい半面、粗が見える瞬間。。。です

カバーが入り込んでしまっているところは、ピンセットを使用し取り除きます。

羽根が開いてしまわないように、縫い止めていた黄色の糸をカットし

木型を抜きます。

懐かしの木型と対面です。

 

今回の『靴を作る』で記載しておりませんが、

本来はじめに足の計測をおこない

木型の作製からスタートします。

足の計測方法も職人さんにより様々で、私は非荷重で計測します。

どのくらい足が絞れるか、絞った数値も計測、足の硬さをチェックし数値を決めていきます。

こちらの画像は、私の足の計測データです。

足の計測データをもとに、木型を削りプラ型に

(今回の靴作製時使用した木型は木製の物です。)

左右それぞれ数値形状を合わせ削っていきます。

木型が完成してからフィッティングシューズ作製(試作)

パターン作製→アッパー(甲革)作製→中底作製→釣り込み→掬い縫い

と本番同様の工程を辿ります。

試し履き

歩いたり、屈曲させたり

問題があれば、再度木型やパターン修正をおこない

本番

の流れで進んでいきます。

 

 

次回、インソール作製 仕上げ作業です。

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