水洗いで革モッチリ【前編】
横浜店 2021年05月15日
こんにちは。
横浜工房シンジョウです。
なんでも影響を受けやすい私。
最近は、映画「レオン」に影響を受けて、朝は牛乳を飲んでいます。
牛乳はあまり得意ではありませんが、張り切って1リットル購入したので、なくなるまでは続けたいと思います。
さて、
今回は、履き込んだパラブーツのクリーニングを【前編】と【後編】に分けてご紹介いたします。
【前編】では、サドルソープによる水洗いの方法とポイント
【後編】では、仕上げる際のクリーム選びとポイント
をご紹介しますので、ぜひ両方ご覧ください。
使い込まれたシャンボード。
ご自身で定期的にお手入れしているようですが、
どれだけお手入れしていても長年使っていると革の中に汚れが溜まるものです。
一度サドルソープで革の中から、きれいにしていきます。
使用アイテム
〇M.MOWBRAYステインリムーバー
〇M.MOWBRAYサドルソープ
〇M.MOWBRAYクリーニングブラシ
【サドルソープの使い方】
①靴の表面の汚れ・油分を落とす。
革の表面に、古い靴クリームやワックスの汚れ、油分が残ったまま作業してしまうと
革全体に水が均一に浸透しないので、水染みの原因になります。
ステインリムーバーで革の表面についている汚れをふき取ります。
M.MOWBRAYポンプ式ステインリムーバー500 ¥3,850(税込)
ポイント☆
通常のお手入れの場合軽く2~3回拭くだけでいいのですが、サドルソープを使う前は5~6回くらいしっかりとクリーナーをかけるのが重要です。※過度にふき取らない程度で大丈夫です。
②靴全体を濡らす
クリーナーをかけたら、靴全体に水をしみ込ませます。この時、水がしみ込んで濃くなった部分と薄いままの部分があると、乾いた時に染みになるので均一にしみ込ませましょう。
左が濡らす前、右が濡らした後。
しっかり水がしみ込むと、これくらい濃くなります。
③サドルソープでクリーニング
①②と下準備を行ったら、ここからが本番です。
サドルソープをクリーニングブラシで泡立てて靴全体を洗っていきます。
M.MOWBRAYサドルソープ ¥990(税込)
M.MOWBRAYクリーニングブラシ ¥440(税込)
ポイント☆
洗う時は円を描くようにして、ブラシがしなるくらいの力で洗います。
④泡をすすぐ
洗い終わったら、表面に付いた泡をすすぎます。
泡が残ってしまうと乾かした時に白っぽくなるのでクリーニングブラシを使いながら綺麗に落としましょう。
ポイント☆
泡を落としきっても表面がぬるぬるしていることがあります。
サドルソープに含まれる保湿成分なので、ぬるぬるは残しておきましょう。乾いた時にふっくら仕上がります。
⑤靴を乾かす。
乾かすときは、直射日光の当たらないところで日陰干しを行います。
天気の良い日であれば、日陰でも半日あれば乾かすことができます。
後編は「水洗い後の仕上げ方とクリーム選び」をご紹介いたします。
少し時間があいてしまいますが、しばらくお待ちくださいませ。
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