靴クリームはたくさん必要なのか?
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
靴クリームってこんなに種類が必要なの?
店頭にズラリと並んだ靴クリーム。
この数を目にすれば、誰しもそう思うはずです。
基本は2、3種類で十分
今、私が自宅で使っているクリームは3種類です。
(あくまで種類のみで、色のバリエーションは除きます)
・革が乾燥気味のときに使う、M.MOWBRAY PRESTIGIO リッチデリケートクリーム (向かって左)
・保革、ツヤ出し(補色が必要ないとき)に使う。M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム(真ん中)
・補色が必要なときに使う。FAMACO1931 サブライムレザークリーム(向かって右)
自分の靴だけを手入れするのであれば、これで十分。
所有している靴に使われている革のバリエーションがよほど豊富でない限りは、ご自宅で使う靴クリームは2、3種類で十分とお考えください。
クリームの種類を揃えるべき状況
一方、工房でお客様の靴を磨くためには、たくさんのクリームを揃えています。
さまざまな種類の革靴に対応するためです。
靴磨き・シューケアでお持ちいただく靴は、バリエーションに富んでいます。
同じ牛革であっても、革の仕上げ方によって相性が良いクリームは変わってくるのです。
また、「光沢を強めに」「光沢を抑えて」など、仕上がりのご要望に応じて使い分ける必要もあります。
やっぱり悩ましいクリーム選び
「2、3種類で良いのはわかったけれど、それを選ぶのに悩んでしまうんだ…」
そうですよね。
店頭に並んだ多くのクリームから、2、3種類に絞り込むのは簡単ではありません。
そんなお悩みをサポートするために、私たちシューケアマイスターは存在しています。
お手持ちの革靴にぴったりのクリームをご提案するのが、私たちの仕事です。
できればその靴を履いて来ていただくか、持って来ていただけるとありがたいです。
より正確に、良いご提案ができますので。
「光沢を出したい」「香りが弱いものが良い」など、仕上がりや使用感のご希望もあれば遠慮なくお伝えください。