【ミラーワックスとは】M.MOWBRAYの最新ハードワックスを試してみた
こんにちは。シューケアマイスター工房銀座店の有野です。
先日、福岡で開催された靴磨き選手権大会2024に参加してきました。
結果は僅差で一次予選通過ならず……。
悔しい結果に終わりましたが、また来年は圧勝できるよう今から研鑽を積んできます。
さて、今回大会を通じて感じたことがあります。
それは、ほとんどの選手が硬いワックスを用いていたこと。
靴磨き選手権は片足10分、または両足20分で保湿ケアから鏡面磨きまでおこないます。
スピード勝負になるので、定着力が高く光り出しが早いワックスが有利となるわけです。
M.MOWBRAYのハードワックス
先日 発売になったこちら
M.MOWBRAY ミラーワックス
こちらは使いはじめから硬く、定着力に定評のあるワックスです。
硬い質感ですが、若干の粘りがあり塗り伸ばす際のストレスは少ないです。
柔らかいワックスの蓋をあけっぱなしにして溶剤を揮発させ、硬いワックスに変化させる方法があります(通称:ドライワックス)が、その質感とも少し違います。
実際に使ってみた
今回このミラーワックスを用いて、実際に一足 磨いてみます。
磨くのはこちら。
私物のEdward Greenです。
指に取って塗り込んでいきます。
柔らかいワックス特有のスルスルと上滑りする感覚は少なく、はじめからグッと革に食いついてくれます。
下地作りに必要な適度な硬さを持ちながらも、塗り広げやすさを保っていることに驚きました。
目が埋まるまで塗り込んだら、ポリッシングコットンに水、ミラーワックスを付けてさらに塗り込んでいきます。
硬いワックスの特徴として、光沢が出るのが早いというのがあります。
指でしっかりワックスを重ねておくことで、布での作業時間を短縮できます。
また、硬いワックスを布塗りするときは、柔らかいワックスの時より少し水を多くすると伸ばしやすいです。
完成です。
従来の製品であるトラディショナルワックスのしっとり感や、グラサージュワックスのつるんとしたみずみずしさとはまた違う感触。
かたいワックスなのでギラっとした仕上がりを予想していましたが、意外にも革の光沢に調和したナチュラルなツヤ感という印象でした。
いかがでしたでしょうか。
今回は、M.MOWBRAYミラーワックスを実際に使用してみました。
下地作りから厚みを出して透明感を稼ぐなど、単体でも幅広く使えそうなワックスです。
さらなる仕上がりの早さを求めるならM.MOWBRAYハイシャインプライマー、鋭い光沢を求めるならM.MOWBRAYリキッドワックスと組み合わせても面白そうです。
ぜひ鏡面磨きを楽しんでください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
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シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店
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