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シューキーパー選びは難しい?押さえておきたい3つのポイント。

こんにちは。シューケアマイスター工房大阪店のさおおです。

もうすぐ4月。

新生活がスタートする方も多い季節です。

シューケアマイスター工房でも

 「新しく靴を新調した」

 「初めて革靴を買った」

という方からの、お手入れについての相談を承る機会が特に多くなる時期です。

その相談の多くは基本的なお手入れ方法についてですが、それと共に

 「シューキーパーの選び方が分からない」

というお悩みを持った方も目立ちます。

そこで今回は、シューキーパーを選ぶ際に必要なポイントを解説したいと思います。

 

シューキーパー/シュートリーとは

シューキーパー/シュートリー(以下シューキーパー)は、革靴やスニーカーの形状維持に使用される道具です。

靴は着用することで形状の変化が起こるため、何もせずに置いておくと型崩れや生地の劣化を進めてしまいます。

それらを防ぎ、良いコンデションで長持ちさせるために、シューキーパーは必要不可欠な道具です。

 ※詳しくはこちらで解説しています。

革靴にシュートリー/シューキーパーは必要?

 

シューキーパーって何でも良いの?

 サルトレカミエ SR100EX

靴を長持ちさせるために大きな役割を持ったシューキーパー。

ですが、適当に見繕ったシューキーパーを靴に使えば良いというわけではありません。

世の中には様々な形やサイズの靴がありますが、言い換えればそれらに合ったシューキーパーが必要ということ。

もし、形やサイズが靴と不適合なシューキーパーの使用を続ければ、逆に靴を傷めてしまう原因になりかねません。

形の合ったものを使用することで、初めてシューキーパーはその役割を果たします。

では、どこを見て形が合っていると判断するのか。

 

ポイントは大きく3つ。

 ①足の甲(屈曲シワ)

 ②かかとのサイズ

 ③靴のサイズとの整合性

他にも細かい部分はありますが、基本的にこちらが最低でも押さえておきたいポイントです。

 

①足の甲(屈曲シワ)

靴の着用を重ねるごとに特に変化が目立つようになるのが、足の甲部分にできる屈曲シワ。

この屈曲シワが深くなると見た目だけではなく、シワの部分の早期のひび割れなどコンデション悪化を招きます。

このシワを極力深くしない、悪化させないことも靴をきれいに長持ちさせる要因の1つです。

シューキーパーはこの屈曲シワを改善するために非常に有用なのですが、その際できる限り靴の足の甲周辺部分とシューキーパーの間に隙間ができていないことが望ましいです。

 

それぞれ赤丸部分周辺を押さえて、隙間が無いようでしたら問題ありません。

逆に大きく隙間があるようだとシューキーパーの形が合ってない可能性があり、シワがしっかり伸びない恐れがあります。

屈曲シワをしっかり伸ばし形を整えるため、できる限りピタッと合っている物を選ぶことが大切です。

 

②かかとのサイズ

次は靴のかかと部分。

 

こちらのシューキーパー。

それぞれ全くの別製品ですが、正面から見ると甲の盛り上がる位置など多少の違いはあるものの、同じような形に感じます。

 

ですが、後ろから見るとかかとの大きさが全く違うことが分かります。

軽視されがちですが、実はかかとのサイズ、形状も重要なポイント。

仮にかかとがコンパクトな靴に、かかとが大きなシューキーパーを入れるとどうなるでしょう?

恐らく、元の状態よりかかと部分が広がってしまいサイズが合わなくなってしまいます。

結果、かかとと足のサイズにズレが出て靴擦れの原因になりかねません。

また、ローファーなど履き口の広い靴であればかかとが抜けやすくなり、歩行に影響が出ることも多いです。

このように靴とシューキーパーのかかとのサイズが合っていなければ、上記のようなデメリットを招いてしまいます。

靴によってかかとのサイズや形状は異なるため、シューキーパーもそれに合わせることが望ましいです。

 

③靴のサイズとの整合性

3つ目は靴とシューキーパーのサイズ。

靴に対してシューキーパーのサイズが小さければ満足に靴の形状を整えることができませんし、逆に大きいと靴の中に入れることできず、そもそも使用が困難です。

非常に単純なことですが、これらのサイズが剥離していれば効果は望めないどころか使用できるかどうかという話になってしまいます。

見るべきポイントは上記画像の矢印と赤丸部分。

矢印の金属バネが縮みシューキーパーの前後のパーツが閉じきる、または程よく隙間が空いている位の状態で、赤丸部分の靴の履き口がきれいな楕円状になっていれば、おおよそサイズは合っています。

この靴とシューキーパーのサイズの整合性も、しっかり合わせておきたいポイントです。

 

今回上げた3つのポイントは、シューキーパー選びで最低限押さえておきたいこと。

使用するシューキーパーが合っているかどうかで、靴の数年先の形が変わってきます。

せっかく愛用している靴であれば、長く大切にしたいもの。

大阪工房では、靴をお持ちいただければシューキーパーのフィッティングも可能です。

ぜひご利用いただければと思います。

 

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シューケアマイスター靴磨き工房 大阪店

所在地:大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレ大阪8F イセタンメンズスタイル内

電話番号:06-4301-3933 (直通)

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