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vol.40 〜林 万里さん 〜

革靴、皮革製品、靴磨きやファッションなどに精通しているプロフェッショナルな方々を、M.MOWBRAY認定のシューケアマイスターがインタビュー。

お仕事の内容、こだわりや人となりについてご紹介する企画です。


今回ご登場いただいたのは、THE SHOESHINE GUILD所属、
Burnish 林 万里さんです。



🔳現在のお仕事内容を教えて下さい。


靴や革製品のメンテナンスを行っています。


🔳今のお仕事をするようになった経緯を教えて下さい。


人と話すことが好きで、革靴が好きで、お客様と会話しながら大切な靴を磨いて喜んでいただけることを想像したときにやってみたいと強く思ったからです。


🔳ご自身のお仕事の、一番のやりがいは何ですか?

 

お客様に仕上がった靴を見ていただき目の前で喜んでいただいた時や、また万里へお願いしたいと言われたときです。



🔳作業や企画を行う中で苦労した場面、乗り切るのが難しかった瞬間などあれば教えて下さい。

お客様が何をして欲しいかやどういう風に仕上げにしてほしいというニーズを正確に汲み取ることや仕上がりに対する期待を超えること。

他店でイベントさせていただくとき、お客様・お店・自分、関わる人すべてがやってよかったと思えるようなイベント作り。


🔳過去に生み出した企画、デザインや制作物で何か思い入れのあるものがあれば教えて下さい。


古着屋さんでの靴磨きイベント、シューシャインパーク(公園での靴磨き交流会)


🔳日々のくらしの中で心がけていることはありますか?

 

自分の興味あることや好きなジャンルの話題にアンテナを張り、同じ趣味の方に会話を楽しんでもらうことや相手が万里という人間に興味を持ってもらえるよう会話の幅を広く持てるように意識していることです。

座右の銘:名は体を表す

私は親からもらった万里という名前が自分にとって一番の財産であり、とても大切にしております。
万里の長城のような大きな人間になってほしいなど沢山の想いを込めてつけてくれた名前で、どんな時もその名に相応しい人間であり続けようという自分にとっての目標みたいな言葉です。


🔳ご自身の生活の中で、物を大切にするために習慣としていることがあれば教えて下さい。

 

それぞれの物に対する長所と短所を理解し、なぜ大切にしたいのか、そのアイテムが好きな理由を持っておくことです。


🔳休日の過ごし方を教えて下さい。

 

料理、お気に入りの店で好物を食べビールを飲む、サウナ・温泉で整う、古着屋巡りをする、ランニングをする、映画を見る


~靴やレザーアイテムのケア、ファッションについてお伺いいたします~

 

🔳靴は何足くらいお持ちですか?


15足ほどです。




🔳好きな靴のブランドはありますか?

持っている靴であればHEINRICH DINKELACKER (ハインリッヒディンケラッカー)。
欲しい靴ではVASS (ヴァ―シュ)で、東欧系の靴が好きです。


🔳好きなレザーグッズのブランドはありますか?

 

Sturdy Luggage Supply (スターディ ラゲッジ サプライ)という横浜のブランドの製品が凄く好きです。また、大阪のレザージャケットブランドで害獣駆除された動物の廃棄予定の革を使用し作るARCANA(アルカナ)が好きです。


🔳一番のお気に入りの靴、レザーアイテムは何ですか?

 

靴はハインリッヒディンケラッカーのBudaで、シューシャインギルド南船場店と共にオープンしたハインリッヒディンケラッカーの直営店(現 D-TE SHOESTORE)で自分の師匠である大岡に買ってもらい今も大切にガシガシ履いてます。


🔳靴、レザーアイテムのお手入れについてお聞かせください。


・ケアのこだわりや、好きなアイテムはありますか?

こだわりはその靴の持ち味や風合いを活かし、少しでも長く履けるように気持ちを込めてケアすることです。
その為の土台作りとしてリッチデリケートクリームを気に入って多用しております。

ブラッシングには主にSANOHATAブラシの馬毛を使用しております。
このブラシは硬さや密度、コシ全てがバランスよくまた、柄も持ちやすく長いためブラッシングがとてもしやすく重宝しております。

仕上げの鏡面磨きには下地用ワックスのハイシャインプライマー、仕上げ用のワックスのミラーフィニッシャーが大変使いやすく初めて使った時はこんなに簡単に光っちゃうの!!?ってなりました。(笑)

ハイシャインプライマーは一層押し込むように塗り込むことでつぎに使うワックスの乗りが格段に違うと感じ、出張等の時間がタイトなときの磨きや毛穴が大きい靴もワックスを乗せやすくなり仕上がりのスピードが段違いです。

ミラーフィニッシャーは個人的に仕上げの水研ぎに少しだけ取ってあげて使うといつもの鏡面がより美しく仕上がるのでこちらも愛用しております。


・ケアについて、何かお考えがあれば教えて下さい。

靴は磨けばこれだけ綺麗になる。大事に履けばこれだけ長く使える。といった革や靴磨きが持つポテンシャルをもっと多くの人に体感していただければ愛着が沸いて一つのアイテムを長く大切に使う方が増えるのではないかと思っております。

 

・ケアについて、何か困った経験はありますか?

素材や状態に対して適切なクリーナーやクリーム選び。
製品によって細かな成分の違いによる仕上がりの差異やそれぞれのアイテムが持つ長所や短所を不明な時があります。


 

🔳ご自身の靴や靴箱の保管についてこだわりなどあればお聞かせ下さい。

帰宅後すぐにシューキーパーを入れ、部屋のラックやカラーボックスの上に置いて保管しております。


🔳足元やファッションでこだわりはありますか?

好きなファッションのジャンルはアメトラやアメカジで、きれいめをベースに無骨さを取り入れるような尖りすぎない良い塩梅でコーデをまとめることを意識しております。

また、ルーツとしては舞台設定が旧い映画の衣装やファッションスナップを眺めていて革靴やブーツでまとめられていたコーデに魅了されたからです。


🔳おすすめの靴やアイテム、または今後挑戦したい靴やアイテムを是非ご紹介下さい。

靴はVASS(ヴァ―シュ)やLaszlo(ラズロ)といった東欧靴や、東京都世田谷区の靴修理店であるBrass shoe co.のオリジナルブランドであるCLINCHのブーツはおすすめですしいつかは手にしたい憧れのブランドです。

他のアイテムでは大阪のブランドであるBONCOURA(ボンクラ)のデニムは色落ち等の経年変化は大変素晴らしいですし、どのアイテムも森島久代表のビンテージアイテムに対する知識やこだわりがこれでもかとち散りばめられていてはまる人はめちゃくちゃはまると思います。

また、帽子が好きで特にTHE H.W.DOG&CO.の帽子はデザイン性もさることながら、70年代のキャップをオマージュするなら縫製するミシンも70年代の物を使うなどこちらもモノづくりに対する熱意が伝わりとても好きです。



 

【Instagram】
@banri_theshoeshineguild

【所属】
   THE SHOESHINE GUILD

四ツ橋店
〒550-0013大阪市西区新町1-5-7四ツ橋ビルディング地下一階
Tel 06-6599-9434
Mail: shoeshinecreator@gmail.com
営業 火~土 11:00 ~ 19:30
他臨時休業有
※ご予約がある場合延長営業できる場合がありますのでご連絡ください。
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南船場店
〒542-0081大阪市中央区南船場4丁目12-22心斎橋東栄ビル一階ディーテシューストア 奥
Tel 06-6599-9434
営業 火~日 12:00 ~ 19:30
月曜定休※月祝の場合火曜休業
HP: https://www.the-shoeshineguild-japan.com/
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靴磨き専門店Burnish
〒530-0001大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ 9F 梅田 蔦屋書店 内
Tel 06-4256-6230
Mail: umeda@shoeshine-burnish.com営業 11:00~20:00(当日仕上げ19:30まで)
※定休日は梅田蔦屋書店に準ずる
HP: https://shoeshine-burnish.com/


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