潤い、足りてますか?~レザーソールの保湿ケア~
こんにちは。シューケアマイスター工房 銀座店のアリノです。
暖冬と言われ続けていた今シーズンですが、都内の寒さも本格化してきました。
寒いシーズンは乾燥に要注意。お肌も革靴も油断大敵です。
革靴の乾燥は、見た目や履き心地の低下だけでなく、アッパーのひび割れにも直結するので無視できません。
そしてアッパーと同じくらい乾燥に注意したいところがもう一つ。
革底(レザーソール)です。
皆さまはレザーソールの保湿ケア、してますでしょうか。
意外にも、ご自身でお手入れをされるお客様に聞いてもソールはノーメンテだった、というケースが多いです。
・なぜレザーソールの保湿ケアが必要なのか。
レザーソールの保湿ケアに関して、「どうせ汚れるところだし、しなくてもいいかな…」というご意見を耳にします。ですが、レザーソールの保湿ケアにはとても重要な役割があります。
・乾燥、劣化によるひび割れや、硬化を防ぐ。
・革の柔軟性を守り、返りが良くなることで履き心地が向上する。
大きな理由がこの二つ。
硬化を防ぐことで削れにくくなり長持ちするとともに、足馴染みも良くなります。新品、履きならした靴問わずオススメです。
ここからは、ソールケアの手順をご紹介します。
今回使うのはこちら。
M.MOWBRAY ソールモイスチャライザー135
M.MOWBRAY ステインリムーバー
ABBEY HORN レザースティック
SANOHATA BRUSH×M.MOWBRAY 手植えブラシ 馬毛
M.MOWBRAY リムーバークロス
M.MOWBRAY ペネトレィトブラシ
早速ケアしていきましょう。
まずはホコリ落としから。馬毛で作業してますが、小石などが埋まってる場合、もう少しコシのある豚毛で作業してもOKです。
ブラシで落としきれない汚れはステインリムーバーで。優しく円を描くようにソール全体を拭き上げます。
ペネトレィトブラシにソールモイスチャライザーをコーヒー豆くらい取ります。
塗りこんでいきます。カカトのトップリフトもレザーなので一緒に保湿しています。
クロスを巻き付けたレザースティックで、全体の毛羽立ちを寝かせるように押しつぶしていきます。
右側が作業後のものです。
柔らかさが戻り、毛羽立ちを押さえることで光沢も生まれました。
これで安心してお履きいただけます。
いかがでしたでしょうか。
今回はレザーソールの保湿ケアのお手入れをご紹介しました。
シューケアマイスター工房 銀座店では、ケア用品だけでなく、磨きとご一緒にレザーソールのケアメニューもございます。ぜひご活用ください。
では、次回のブログでお会いしましょう。
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