常識をひっくり返す。ワックスクリーナーを使ったハイシャイン仕上げ(後編)
こんにちは
FANS.エキュートエディション新橋 シンジョウです。
今回あは『常識をひっくり返す。ワックスクリーナーを使ったハイシャイン仕上げ』の後編を描いていきたいと思います。
前編をまだ見てない方は下記からご覧ください。
『常識をひっくり返す。ワックスクリーナーを使ったハイシャイン仕上げ(前編)』
前編では
・【第1のベース作り】
・【ベースの均し作業】
を紹介しました。
今回は、前回のおさらいを少しした後
・【第2のベース作り】
・【仕上げ】
をご紹介いたします。
前回のおさらい
ハイシャインプライマーでベースを作った後、ワックスクリーナーと水、プライマーで指塗りで作ったベースを均して強固な1層目を作成しました。
この状態の1層目を作る事で今後ワックスを重ねていく際に、「ベースを潰してしまう」という失敗が減り、力を入れて作業することができるようになります。
【第2のベース作り】
1回目のベースだけでも光はするものの、ワックスの厚みや平滑性が不十分になります。
第1のベースの上に更にベースを作る事で、厚みや平滑性を出していきます。
ちなみに、厚みを出すことで強い光沢感に。平滑性を出すことで透明感のある輝きにすることができます。
第1のベースの上に再度指塗りでハイシャインプライマーを塗り込みます。
1~2層くらいが目安です。
【ベースの均し作業】の時と同様にワックスクリーナー+水をネル生地に染み込ませます。
プライマー・グラサージュワックス・プライマーの順にネル生地に取ります。
ワックスの粒子があらく粘り気があり、層を重ねるのに適したハイシャインプライマーと
粒子が細かくワックスの凸凹を埋めて平滑性を出すことに適したグラサージュワックスを混ぜることで両方のメリットを活かしたワックスを作ることができます。
取ったワックスとベースのワックスを混ぜ合わせる感覚でやさしく磨き上げていきます。
これで第2のベースの完成です。
【仕上げ】
第2のベースで厚みはほぼ完ぺきに出すことができました。
ただ平滑性が8割程度しか出せていないので、ここから平滑性を出しつつワックスの曇りを除去して完成させます。
ここでもワックスクリーナーと水が活躍します。
ワックスクリーナを水で薄めてワックスを少量取ります。
ワックスの量はこのくらいが理想的です。
あまり多すぎるとワックスの曇りがなかなか取れないので少量取るのがポイントです。
やさしく円を描くように磨き上げ曇りを取ったら完成です。
ワックスクリーナーに含まれる溶剤が曇りを飛ばしてくれるので、水だけで仕上げるよりも早く曇りを取ることができます。
左側アフター 右側ビフォー
【まとめ】
ワックスクリーナーの使用場面ごとの役割。
【ベースの均し作業】
ワックスクリーナーの溶解力でハイシャインプライマーの粘り気を緩めて伸びを良くする。
→プライマーの上にプライマーが重ねやすくなります。
ワックスクリーナーでベースの層に含まれている溶剤を飛ばす。
→ベースの層に残ったワックスに含まれる溶剤を除去することによって強固なベースを形成することができます。
【仕上げ作業】
ワックスクリーナーで鏡面の曇りを取り除く。
→鏡面の曇り(ワックスに含まれる溶剤)を揮発させる効果があり鏡面に透明感を出すことができます。
今回は靴磨き選手権でも話題となったワックスクリーナーをしようしたハイシャイン方法の1例をご紹介しました。
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