豚毛ブラシを見てみよう
横浜店 2020年12月25日
こんにちは
横浜工房 シンジョウです。
クリスマスですね。
今年はいかがお過ごしでしょうか?
枕元にプレゼントは置いてあったのでしょうか?
もし、「置いていなかった」という方がいらっしゃるのであれば
横浜工房へご来店ください。
頑張った自分へのご褒美にふさわしい商品を数多く取り揃えております。
さて
靴を磨くうえで欠かせないのがブラシ。
特に欠かせないのはクリームを伸ばす際に使う『ツヤ出し用ブラシ』です。
『ツヤ出し用ブラシ』とは?
靴にクリームを塗った後、クリームを靴全体に塗り広げて、ツヤを出すための少しコシのある堅めのブラシです。
靴を綺麗に仕上げるには欠かすことのできない最重要工程です。
コシのある堅めのブラシとは、どういったブラシでしょうか?
大きく分けて2種類あります。
『ナイロンブラシ』と『豚毛ブラシ』です。
今回は豚毛ブラシにフォーカスしたいと思います。
『豚毛ブラシ』
クリームを塗り広げてツヤを出す豚毛ブラシの中でも、細かく分けるといくつか種類があり、その違いにより今後の靴磨きを大きく左右します。
(少し言い過ぎかもしれませんが…)
・海外製のブラシ
・日本製機械植えブラシ
・日本製手植えブラシ
さらに細かく分けることもできますが、上記3点の違いさえわかれば、ブラシ選びに困ることはないと思います。
各ブラシごとに細かく見ていきましょう。
『海外製ブラシ』
M.MOWBRAY キャンバーブラシ豚毛¥2700+税
M.MOWBRAY ワークブラシ豚毛¥800+税
海外製のブラシは「毛足が太く短い」物が多いです。
(すべてのブラシが短いという意味ではありません。)
海外製のブラシは低価格帯から用意があるので、手が届きやすい利点がありますが、毛足が太く短く、なお毛が堅い場合は使いづらさを感じることが多いです。
上記で、堅いブラシが良いと説明しましたが、「コシのある堅さ」と「毛が堅い」は別物です。
仕上がりが著しく変わることはありませんが、毛がただ堅いブラシだとクリームを上手く弾くことができず、ブラッシングに「モタツキ」がでてしまいコシのあるブラシの時に比べ、ブラッシングにかける時間や力が余分にかかります。
【日本製機械植えブラシ】
SANOHATABRUSH 豚毛 ¥4500+税
毛の1本1本は細く長い毛ですが、しっかりとコシがあり束になった毛を触ると柔らかさの中に力強さを感じます。
毛足が細くコシがあるとブラッシングの際のもたつきがなくなり、スムーズなブラッシングができるのでしっかりとクリームを弾きムラなく均一に馴染ませることができます。
こだわりは毛の質感だけではなくハンドル部分にも。
弧を描くハンドルは、ブラシを持った際に手に馴染みやすいように計算された形。
毛の高さが均一になるように場所によって長さの違う毛が植えてあるので、どの角度で磨いても毛が靴に当たるようになっています。
【日本製手植えブラシ】
M.MOWBRAY × SANOHATA BRUSH手植え豚毛 ¥15.000+税
細くて質のいい豚毛を使っているのはもちろん、職人さんが1穴1穴を手で結っているので1つの穴に植えられる毛の量が機械植えに比べて多く、ブラシを見比べた時に毛の密度がまったく違います。
ブラッシングの際のシャカシャカする音もいい感じに靴磨きのテンションを上げてくれます。
手植えブラシと機械植えブラシのもう一つの違いは、ブラシの強度。
豚の毛ブラシは「使えば使うほどクリームを吸い込み使いやすいブラシに育っていく」と言われます。
しかし、機械植えのブラシだと育つと同時に毛が抜けてくるので寿命を迎えてしまいます。
その点、手植えブラシの強度は申し分なしです。
【まとめ】
ブラックやブラウンのメイン色には良いブラシを、足数の少ない色は安価な海外製ブラシと、シーンによって使い分けるのがおすすめです。
靴と一緒に育てながら長く使える豚毛ブラシをぜひお求めください。
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