あえてぼやけた仕上がりに
日本橋店 2023年08月12日
こんにちは、日本橋工房の鈴木です。
今年は3年ぶりの開催となる、靴磨き選手権大会2023があります。
靴磨き職人がしのぎを削る熱き戦いが、パワーアップして舞い戻ってきました。
輝きが目を惹く鏡面磨きですが、顔が映るまで仕上げるだけが全てではありません。
あえて光を弱くして仕上げることもあります。
今回は、ぼやけて見える控えめな鏡面の仕上げ方をご紹介いたします。
使うアイテム
M.MOWBRAY ROYALE グラサージュワックス ブラック
ポリッシングコットンミニ
水
鏡面磨きを綺麗に仕上げるにはベース作りが重要です。
ワックスを指にとって革の毛穴を埋めてベースをつくり、布に切り替えて整えるのが一般的なやり方。
ぼやけた鏡面はこのベース作りを崩します。
実践
水1,2滴を布につけ、ワックスを取ります。
布の表面にワックスが付いている状態でつま先にのせていきます。
少しづつワックスを減らしていき、鏡面を整えていくのがポイントです。
この作業ひたすらを繰り返して、お好みの仕上げで止めてください。
今回はこれぐらいのぼやけ方で仕上げました。
覗き込むとうっすらと顔の輪郭が見えるくらいです。
顔がはっきりと映る鏡面も素敵ですが、控えめでぼやけた鏡面も靴の良さを引き立ててくれます。
みなさまもぜひ試してみてはいかがでしょうか。
上手く仕上がらないときには、ぜひご相談ください。
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三越日本橋本店 本館2F 紳士靴売場
メンズシューズケア&リペアカウンター
工房直通:03-6225-2078
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