「ハイシャインプライマーで失敗した!」そんなときの対策方法4選
横浜店 2020年12月05日
こんにちは、横浜工房の小坂です。
お陰様で満席となった、
先日当工房で開催された「ハイシャイン道場」イベント。
主に初心者の方をターゲットとし、近頃シューケア業界でも話題の
“ハイシャイン(=鏡面磨き)” にフォーカスし、開催いたしました。
最初は多少苦戦していた方も、ご覧の通りバッチリと光っておりました。※昨日の投稿をご覧ください!
そんな中、このイベントでも体験した皆様が唸っていたのがこちらのアイテム。
M.MOWBRAY ハイシャインプライマー ¥2,500+税
既にご存知の方も多いかもしれません。
ハイシャインをする上で必要な”ベース作り”をサポートする、M.MOWBRAYの新アイテムです。
「仕上げまでのタイムが早くなった」と、ご好評をいただいておりますが、
「失敗してしまった」というお声もちらほらいただきます。
そこで今回は、失敗してしまった場合の対策を4つお伝えいたします。
失敗その1:白化
塗ったワックスが白く粉っぽい状態になり、鏡面がガサガサとしてしまう。
そんなときは、
○水の量
○ワックスの量
これらが多すぎる、
または少なすぎるかもしれません。
特に、定着が強いプライマーは、
水をつけ過ぎると、白く固まる場合もあります。
白化への対策:水気をしっかり切る
クロスに水をとったら、
別の綺麗なクロスを使用してしっかりと水気を切ることが大切です。
水分はあくまでも滑りを良くするための潤滑油。
クロスの面は最低限湿っている状態が理想的です!
失敗その2:ムラ
「光っているけど、すこしだけムラが出てる」
「光ってる場所と、光ってない場所の差がある」
こんな場合は、”最初のベース作り” に原因がある場合が多いです。
ムラへの対策:放射線状に塗り切る
下地の段階でのムラは、仕上がりにも影響します。
ベースを作る際は、ワックスをとった指を一番光らせたい場所に置き、
つま先からかかとへ、放射線状に動かすとムラも出にくいです。
「大量を一度に」ではなく「少量を何度かに分けて」塗り、
一度とったワックスが無くなるまで、次のワックスを取らないのも大切なポイントです!
失敗その3:ホコリ
「せっかく作った鏡面に、繊維が入ってしまった・・・」
糸くずやクロスの繊維など、 細かなものが入ると、
わずかではありますが、その存在はとても気になってしまうもの。
しかし、意外と簡単に解決する場合もあります!
ホコリへの対策:指塗り、ブラッシング
プライマーを指(またはクロス)で塗り、
ベースを作る際にホコリが入ってしまったときは、
プライマー以外のワックス(トラディショナルワックスなど)を、
薄く薄く、少しだけ力を込めて塗りこんでください。
ベースを崩さず、入り込んだ繊維をうまく除去しやすいです。
指塗りが難しい場合は、シンプルな別の対策。
豚毛、馬毛ブラシでブラッシングしてホコリをかき出し、
再度プライマーを塗り直すのもおすすめです。
失敗その4:曇り
「うろこ状のモヤが取れない」
「毛穴が埋まっても、そこから先まで行けない」
そんなと気は鏡面の状態まであと一歩。
うろこ状のモヤは靴がピカッと光る、直前のサインです。
曇りへの対策:ワックス量
ある程度毛穴が埋まり、それでも曇りが取れないときは、
クロスに取るワックスの量を減らしてみてください。
すでに靴表面に乗っているワックスを、
十分に、均一に塗り伸ばすことを意識すると光りやすいです。
合わせて、力を少しだけ強めたり、あるいは弱めたりするのもオススメ。
水を一粒だけ垂らして、縦に指を動かす「水研ぎ」も曇りを晴らすのには有効です!
最後に
以上、鏡面磨きが上手くいかないパターンについての解説でした。
プライマーだけでなく、他のワックスを使用している際にも通ずる部分かと思います。
とはいえ、当然これが全パターンではありません。
もしも「上手くいかない!」「試したけど効果がなかった!」なんてときは、
お近くのシューケアマイスター工房までご相談くださいませ!
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