“Ortega’s (オルテガ)” フェア
12月19日(土)・20(日) FANS.新橋で”Ortega’s (オルテガ)”フェアを開催します。
Ortega’s (オルテガ)とは
アメリカ ニューメキシコ州 チマヨ村の伝統的な織物です。
17世紀後半から18世紀初頭にかけて、ニュースペイン(現在のメキシコの前身)から北上して、Rio Grande リオ・グランデ峡谷北部(現在のアメリカ ニューメキシコ州 チマヨ村)へやってきたスペイン系開拓者集団の中に、Gabriel Ortega(ガブリエル・オルテガ)という若者がいました。
辺境地での生活は厳しく、ガブリエルをはじめとする当時の人々にとって、自給自足は必然の事でありました。当然の事ながら、衣類、毛布、敷物などを作り出す機(はた)織りと、それらの材料を得る為の牧羊および紡績技術も、この地で暮らしていく為には代々伝えていくべき大切な事柄でした。
オルテガ家の人々は、入植当時からずっと機織りや農耕をするなどして、自分たちの持っている物、自分たちの手で作り出せる物で、ほぼ自給自足に近い形で生活を間に合わせてきたのでした。
1918年、五代目ニカシオと妻Virginia(ヴァージニア)は、チマヨに雑貨店を開きました。店内には木機(きばた)を置き、日用雑貨などと共に、彼等が織ったブランケット類を販売するようになりました。
今日販売されている製品の大半は、チマヨおよびその周辺に住む織り手たちによって、昔ながらの製法でこつこつと家内工業的に生産されています。
今回のフェアではインディアンジュエリー & Ortega’s( オルテガ)専門店
“Bear Track(ベアトラック)” 代表 小林正茂氏が来店されます。
小林氏が現地チマヨから直輸入したアイテムを展開します。
オルテガ定番のベスト・ブランケットに加え
GanscraftのビンテージパースやTEWA WEAVERS他のウールタイも展開いたします。
Bear Track(ベアトラック)のこだわり
お買上げいただいたオルテガベストを末永くご愛用いただけるように、品質管理には最善を尽くしております。まず、現地では、織り間違いのない作品、デザインパターンとカラーリングの良い作品を選んできます。そして、現地で仕入れたベストを、ただそのまま販売しているわけではありません。裏地の縫製不良やボタンループのたるみ等のチェックをし、みつけた不具合の箇所は、当店で独自に修理をしてから販売しております。
また、1点モノの伝統工芸品でもある当品を少しでも長くご愛用いただく為に、次のような当店独自のチューンナップを施しています。(ベスト、ジャケット全商品共通)
レザー・バスケットボタンの裏側に、ひとつひとつ手縫いで、補強用の「ちからボタン」を付けております。これにより、
- ボタンが取れにくくなる
- 普段、ボタンを止めたりはずしたりする時に、生地への負担が減リ、より長持ちする
- 万が一、ボタンが取れそうになった時にも、生地への負担が減り、ダメージが少なくて済む
というメリットがあります。
更に、スクエアフロント・ベストについては、サイドスリット上部に補強の縫い目(横方向)を、追加で入れています。これにより、サイドスリット上部の縦方向の縫い目が裂ける心配がなくなり、安心して着ていただくことができます。
平成21(2009)年4月より、当店独自の洗濯表示を裏側に取り付けています。これは、当店が現地から直輸入し、縫製や裏地など細かい箇所の検品をした証しでもあります。(ベスト、ジャケット全品共通)
開催場所:FANS.新橋
開催期間:12月19日(土)・20日(日)