長さがズレた靴ひもを1発で揃える方法~パラレル編~
日本橋店 2022年05月28日
こんにちは
日本橋工房 シンジョウです。
あまり履いていないVANSのスリップオンにカップソールを付けてカスタムする事にしました。
始めは既製品である色でカスタム予定だったのですが、いろいろ考えているうちにこだわりが出てきてしまい、カラーオーダーをすることに。
本来の納期よりも大幅にかかってしまいますが、今から仕上がりが楽しみです。
仕上がったらブログにて紹介したいと思います。
さて
最近靴紐に関するブログが続いていますが、今回も「靴紐」ブログです。
以前紹介した、『長さがズレた靴ひもを1発で揃える方法』のパラレル編です。
シングル編をまだ読んでない方はこちらからご覧ください。
早速方法をご紹介します。
脱ぎ履きしているとこのように左右の紐の長さがズレてきます。
パラレルはシングルよりも複雑に紐が通っているので、難しそうな印象を持たれる方が多いですが「シングル編」を読んで仕組みを理解していれば簡単に直す事が出来ます。
まずは、始める前に何処と何処が繋がっているかを確認します。
今回の場合は、向かって右側に出ている紐と2段目(上から)向かって左側に出ている紐と1番上が繋がっています。
なので、最終的に上2段の紐のたるみの長さが同じになるようにすれば最後に左右の紐を引いた時に長さが揃うというわけです。
①左右の紐の先端を合わせる
写真のように左右の紐の先端を合わせます。
②長い方の紐の身を引き長さを合わせる
今回の場合は向かって右側が長くなってしまっているので、2番目の紐を引いて左右の長さを合わせます。
そうすると2段目のところに余分なたるみが出てきます。
このたるみを調整していきます。
③たるみの調整
ここが一番のポイントです。
1番下を少し引いて2段目と1番下のたるみの大きさを同じにします。
この時均一になっていないと最後1発で合わなくなるので、次の工程に行く前にしっかり確認しましょう。
④1番下のたるみを1番上に異動させる。
1番下から3段目(上から)へ移動、その後1番上に移動させます。
そうすると、写真のように1番上と2段目のたるみが同じ大きさになり、最後両サイドの紐を引くと左右の長さが揃うようになります。
少し慣れが必要ですが、1度習得して終えば意外と便利な技なので是非お試しください。
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