靴の底に穴があいたときの補修方法は?
横浜店 2022年06月10日
こんにちは。横浜工房の眞山です。
革靴を履いていて、底の方に違和感があり、靴裏をのぞいてみると底に穴が!
そんな経験はないでしょうか?
アウトソール(靴の底)は地面と擦れたり、ぶつかったりするので、靴の中で最も傷みやすく
消耗する部分です。
アウトソールは消耗品ですが、穴があいたら捨ててしまうのはもったいない。
アウトソールの穴は直すことができるのです。
【アウトソールに穴があいた時の対処法】
①ソールをまるごと交換する「オールソール交換」
②穴があいている前足部に薄いゴムを貼る「ハーフラバーソール」
今回は②のハーフラバーソールの紹介をします。
【ハーフラバーソールとは?】
ハーフラバーソールとは、主に2㎜厚のゴム素材の補修用ソールです。
基本的にはレザーソールの靴の底に貼ります。
【ハーフラバーソールのメリット】
ハーフラバーソールを貼る主なメリットは3つ。
①グリップ性が高まり、滑りにくくなる
②レザーソールが減らなくなるので、アウトソールを長持ちさせる効果が見込める
③オールソールまでの一時的な応急処置
【ハーフラバーソールのデメリット】
ハーフラバーソールを貼る主なデメリットは3つ。
①革底ならではの質感、履き心地の変化
②通気性が損なわれる
③雨の日対策にはならない
ハーフラバーソールを貼ったから、「これで雨の日も安心!」と一見思われがちです。
確かにレザーソールにハーフラバーソールを貼っていれば、多少雨が染み込みにくくなります。
しかし、雨が降り注ぐ環境ではハーフラバーソールを貼っていても、雨は染み込んできてしまいます。
路面が少し濡れている程度の雨上がり、なんかでは活躍してくれると思います。
ただし、ハーフラバーソールを貼るために使用している接着剤は雨(水分)に弱いので、
せっかく貼ったハーフラバーソールが剥がれるリスクがあります。
雨の日でも多少履きやすくなる。くらいに考えるのが良いのかもしれません。
ハーフラバーソールはデメリットを感じる部分もあると思います。
私はハーフラバーソールを惜しみなく貼り付ける派です。
個人的な意見になりますが、通気性が悪くなったな。と感じたことはありません。
なにより大切な革靴を長持ちさせたいなら、ハーフラバーソールを貼ることをオススメします。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
シューケアマイスター 横浜店
〒220-8601
神奈川県横浜市西区南幸1丁目6-13 横浜高島屋 6F 紳士靴売場
工房直通:045-620-9595
|
|