サルトレカミエって何?
横浜店 2022年01月01日
あけましておめでとうございます。横浜工房の眞山です。
突然ですが、「Sarto Recamier」って読めますか?
こちらはシューズキーパーのブランド名で「サルト レカミエ」と読みます。
少し覚えてにくい印象を持った方も、このブランド名の由来が分かれば、親しみを持っていただけるのではないのでしょうか。
ブランド名の由来
サルト レカミエには意味があります。
Sarto(サルト) はイタリア語で、「仕立て屋・仕立人」。
Recamier (レカミエ)は歴史上最も美しい女性と云われたレカミエという名に由来します。
Sarto Recamier (サルトレカミエ)は、「歴史上最も美しい靴木型を造る仕立屋」という意味を込めた、シューズキーパーのブランド名です。
Sarto Recamier
※モデルや使用している木材によって値段が異なります。
シューズキーパーの用途
そもそもシューズキーパーはどのような目的があるの、知っていますか?
シューズキーパーは“靴のハンガー”と言われています。
靴の形状維持に加え、ソールの反りを戻し、アッパー(甲部分)のシワを伸ばすことを目的としています。
靴は歩くたびに曲がるため、どうしても反りやシワが発生してしまいます。これを放置すると、割れや剥がれが生じますが、シューキーパーを入れて形を整えれば、劣化を最小限に抑えることができます。
また、シューキーパーを入れると全体のシワが伸びるため、シューケアを行う時にシワの溝まできちんとクリームを塗ることが可能です。
履き終えたあとのお手入れもしやすくなり、履き心地の良さをキープできます。
※靴のサイズや革を伸ばすための製品ではありません。
サルトレカミエの4つの特徴
他のメーカーには無い、サルトレカミエの特徴があります。
①天然の木材をひとつひとつ成形
②豊富なモデル(形)展開
SR100/SR200/SR300/SR400/NAKADALAST・standard、narrow
③細かなサイズ展開
SR100EXの場合… 35/36/37/38/39/40/41/42/43/44/45 11サイズ展開
他のモデルは38~45のサイズ展開となります。
④コンパクトなカカトの形状
カカトがコンパクトなので靴の履き口を痛める心配が無い
シューズキーパーの使用上の注意事項
どのメーカーのシューズキーパーでも言えることですが、シューズキーパーにはいくつかの注意事項があります。
・天然素材なので木目の柄や節がある。
・天然素材のため、パーツごとのサイズなどに若干の個体差がある場合がある。
・靴のサイズ表記やラストとシューズキーパーのサイズ表記が一致しない場合がある。
・革靴の特性により、履いているうちに革が伸張しサイズが緩くなり、シューズキーパーが適合しない場合がある。
・カカトやジョイントする部分の金具を強く引っ張ると破損の原因となる。
※装着や脱着する際はゆっくり行ってください。
靴の形状に適した立体美を追求し、さらに機能性の高いシューズキーパーの素晴らしさを体感していただきたい。そんな思いを実現したサルトレカミエです。
ぜひ店頭で体感してみてください。
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