実は相性バッチリ?ガラスレザーのお手入れには〇〇を使う!!
こんにちは。京都工房のサオオです。
残暑もおさまり、すっかり秋めいてきましたね。
秋といえば「秋晴れ」のイメージがありますが、天気が変わりやすく雨も多い季節です。
ですので、私は雨に強いガラスレザーの靴を良く履いています。
ガラスレザーは合成樹脂などで仕上げが施されているため、水が染み込みにくい革です。
雨が心配な時期に、ガラスレザーの靴は重宝しています。
また、ガラスレザーはその仕上げによって、特有の強い光沢を持っています。
それゆえ、つま先やかかと部分の擦りキズが目立ちやすい素材でもあります。
このように、擦りキズ部分は見た目が良くありません。
できることなら綺麗な靴を履きたいものです。
そこで今回は、ガラスレザーについてしまった擦りキズを目立たなくするための方法をお伝えします。
ガラスレザーに適した靴クリームは?
ガラスレザーは、お手入れも非常に簡単で、扱いやすい素材です。
普段のお手入れは、以前こちらでご紹介した、ツヤ出しと栄養をあたえるこの方法で十分です。
しかし、擦りキズを隠す必要がある場合は、この方法だけでは不十分です。
色付きのクリームが持つ「革に色を補う力」を利用して、革表面の擦れ跡を目立たなくします。
ですが、ガラスレザーは合成樹脂などで仕上げが施された革のため、靴クリームが浸透しにくく、クリームの補色着色効果が十分に得られないことがあります。
そこで、ガラスレザーには粘度が高く、革に色を乗せる力が強い靴クリームを使います。
おすすめしたいのは、M.MOWBRAY コードバンクリームレノベーターです。
実はガラスレザーと相性バッチリ
M.MOWBRAYコードバンクリームレノベーター ¥1,650(税込)
コードバンクリームレノベーターは、乳化性クリームでありながら、油分が多く(=水分が少ない)粘度が高い特徴を持っています。
色を乗せる力が強く、同じM.MOWBRAYの乳化性クリームであるシュークリームジャーよりも、擦れ跡を目立たなくする効果が高いクリームです。
商品名の通り、コードバンのお手入れに適した配合のクリームですが性質上、合成樹脂でコーティングされた革との相性も良く、ガラスレザーに使うことも可能です。
(コードバン・・・馬のお尻の革の中にある、厚さ2mm程度のコードバン層を削り出しだ革)
コードバンクリームレノベーターの使い方
コードバンレノベーターの使い方をご紹介します。
馬毛ブラシで埃を落とし、ステインリムーバー(=水溶性汚れ落とし)で汚れを除去したあとに、コードバンクリームレノベーターを塗布します。
クリームの量は、片足に米粒2、3粒くらいが目安です。
クリームの塗布には、専用ブラシであるペネトレィトブラシをお勧めします。
擦れ跡が目立つ部分には、ペネトレィトブラシを押し付けるようにして、クリームを塗ってみてください。
こうすることで、クリームの補色着色効果が十分に得られます。
そして、豚毛ブラシでクリームをなじませていきます。
コツはクリームが乾く前に素早くブラッシングすることです。
そうすることによって、ムラなく均一に仕上がります。
擦りキズが、ほぼわからないくらい目立たなくなり、綺麗になりました。
全体の曇りも取れ、ガラスレザー特有の光沢もよみがえりました。
秋は過ごしやすく、ファッションも楽しみやすい季節です。
靴も大切なファッションアイテム。
足元ひとつで、印象はがらりと変わります。
綺麗に磨かれた靴で、足元まで隙の無い装いを楽しんでいただければと思います。
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